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第130話

Author: 栄子
星羅の言った通り、誠也が今回は相当な力を入れてるみたいだ。

綾は考えを巡らせながら、車でアトリエへ向かった。

アトリエに着くと、ゴールデンレトリバーが玄関前で待っていた。

「ワンワン!」

綾はしゃがみ込み、子犬の頭を撫でた。

「綾さん!」

奈々が席から立ち上がり、「さっき薔薇の花束が届いたんですが、机に置いておきました」と言った。

薔薇?

綾は立ち上がり、奈々に「誰からだって言ってた?」と尋ねた。

「ううん」奈々は言った。「でも、カードが付いてるみたいです」

「わかった」

綾はオフィスのドアを開けた。

机の上には、大きなブルーローズの花束があった。

綾は近づき、カードを取って開いた――

【初めて会った時、あなたの瞳には星が宿っていた。それ以来、俺の心にも星空が広がっていった】

カードの隅には【克哉】と書かれていた。

綾は眉をひそめ、カードをごみ箱に捨て、花束を抱えてオフィスを出た。

「奈々、この花、下のカフェに持って行ってくれる?」

奈々は少し残念そうに言った。「こんなに綺麗な薔薇なのに、いらないのですか?」

「欲しいの?」綾は花束を渡しながら言っ
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