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第1629話

Penulis: 栄子
そう聞かれて、桜はトラちゃんの頭を撫でて言った。「友達も一緒だからお世話はできるんだけど、昼間はホテルに閉じ込めておくしかないの。ホテルの方が毎日掃除に来るから、逃げたりパニックになったりしないようにケージに入れるんだけど、この子はそれが嫌いでずっと鳴いたりするのよ。

そう思うとトラちゃんがなんだか不憫でしかたないの。

だからいっそ実家に預けておこうかなって。北城に戻る時にまた迎えに来ればいいし。」

それを聞いて、安人は言った。「田舎の猫はみんな野良みたいなもんだろ。こんなに臆病じゃ、ここにいたら毎日いじめられるようになるんじゃないのか?」

すると、トラちゃんは安人の言葉を不満に思ったようで、彼に向かって一声鳴いた。「ニャーッ!!」

それに気づいて安人はちらっと猫に目をやり、桜に向き直った。「だったら、うちで預かろうか。君が北城に戻る時に、迎えに来ればいい」

しかし、それを聞いた途端、桜が返事をするより早く、トラちゃんはまるで言葉がわかったかのように桜の腕の中に飛びつき、丸い頭を彼女のあごにすり寄せた。

ご主人様、こんなに可愛くてふわふわなボクを置いていかないで!あの腹黒
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