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第1339話

Author: 栄子
一つは5時過ぎ、もう一つは6時半だった。

優希は急いで哲也に電話をかけ直した。

電話は繋がり、3回コールが鳴ったところで相手が出た。

「優希」

「哲也!」優希は哲也の声を聞いた途端、鼻の奥がツンとした。「哲也、私、帰ってきたの......」

「わかってる」哲也の声は低く、どこか疲れているようだった。「午後、上杉さんから聞いたよ。優希、帰ってくるのは1週間後じゃなかったのか?」

「よく聞けるわね!」優希は鼻をすすり、少し責めるような口調で言った。「あなたが返事をくれないからよ。ラインしても電話しても無視するじゃない。あなたがまた一人でむくれてお酒を飲むのを心配してなかったら、放って置いたんだから!」

「俺のことが心配だったのか」

「当たり前でしょ!」優希はフンと鼻を鳴らした。「心配じゃなかったら、始発の便で帰ってきたりしないでしょ。なのに私が帰ってきたら、あなたはいなくなってるんだもん!」

「帰ってきてくれて、嬉しいよ」

優希は唇をきゅっと結び、指で布団をいじりながら尋ねた。「それで、あなたはいつ帰ってくるの?」

「もう高速は降りた」哲也は低い声で言った。「あと20
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