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第1671話

作者: 栄子
一方、桜は画面越しに安人をじっと見つめた。

安人は少し黙ってから、正直に答えた。「海外にいた頃は、たまにあったかな」

桜は驚いた。「本当にあるんだ!」

「海外はまあ、オープンだから」安人は咳払いをした。どうも、彼女とこの手の話をするのはなんだか気まずい気がして、彼は話題を変えた。「そういえば、初演は北城でやるって聞いたよ」

桜はストレッチを続けながら言った。「うん、来月の6日だよ。もう2週間しかないの!」

「緊張する?」

「うーん、大丈夫!」桜は動きを止めて、画面越しに安人を見て言った。「その日は、見に来てくれるんでしょ?」

「当たり前だ。大事な彼女の人生初舞台で、しかも主役なんだぞ。行かないわけないじゃないか」

それを聞いて、桜は嬉しそうに笑った。「だって、その日に限って仕事が忙しかったり、出張が入ったりするかもしれないじゃない!」

安人は彼女を見つめて、優しく微笑んだ。「そんなことより、君の初演のほうが大事だからな」

桜は思わず両手で顔を覆った。嬉しくて、にやける口元を隠せないでいる様子だった。「そんなふうに言われると、逆に緊張してきちゃうよ!」

「桜、大丈夫
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