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第771話

Auteur: 栄子
綾はベッドに座り、膝の上に雑誌を置いてあった。

誠也がバスルームから出てくるのを見ると、綾は言った。「髪を乾かしてから上に上がって、風邪を引くといけないから」

誠也は答えた。「うん」

しかし、髪を乾かした後で、彼はベッドの傍に腰掛け、綾を抱き上げて自分の膝の上に座らせた。

綾は驚いて声を上げ、雑誌を床に落としてしまった。

「誠也!」

彼女は怒りながら言った。「あなたの手、まだ治ってないでしょ?」

誠也は彼女の滑らかな頬にキスをして、「綾、一緒に寝てもいいか?」と尋ねた。

綾は眉をひそめ、彼の顔を手で押しのけた。「だめ」

「ただ一緒に寝るだけで、何もしないから、約束する」

綾は、ベッドの上での彼のこれまでの行動を考えると、この言葉は全く信用できないと思った。

彼女が彼との親密さを拒否しているわけではなかった。

ただ、彼の怪我を心配していたのだ。

「誠也、自分の部屋に戻って」

「嫌だ」誠也は頭を下げ、彼女の白く柔らかな首筋に顔をうずめると、鼻いっぱいに彼女の匂いが広がった。

彼は喉仏を上下させ、低い声で言った。「俺たちは5年間も一緒に寝ていないんだ」

綾は一
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