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第787話

Author: 栄子
施設を出ると、大輝は後部座席のドアを開けて、哲也に手を振った。「乗れ、送ってやる」

哲也は彼を睨みつけた。「どこにだよ?」

「まだ結果は出ていないんだ」大輝は少し間を置いてから言った。「とりあえず、梨野川の別荘に送ってやる」

哲也は眉をひそめた。「お母さんが嘘をついていると思っているのか?」

大輝は鼻を触りながら、哲也を見て、この子は少し落ち着きすぎていると思った。

まだ8歳なのに......

「病院に送って」哲也は近づいてきて、少し不満そうに言った。「あなたはお母さんのことを心配していないのかもしれないが、僕は心配なんだ」

大輝は言葉に詰まった。

......

病院の特別病棟。

哲也は病室のドアを押して中に入った。

大輝はゆっくりと彼の後をついて行った。

哲也が入ってきた時、真奈美は果物を買いに行ったヘルパーが戻ってきたと思い、顔を上げずに言った。「小林さん、喉が渇いたから、お水を少しもらえる?」

哲也は動きを止め、何も言わずにコップを持って給湯器まで行き、水を注いだ。

そして、彼はベッドの傍まで行き、真奈美にコップを渡した。

真奈美は振り返り、手を伸ば
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