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第401話

Author: 雲間探
「いいえ、もう食べた。ありがとう」

正直言って、彼の告白はかなり心に響いた。

けれど——。

玲奈が電話に出たのは、もう一度きちんと気持ちを伝えるためだった。

彼女はまっすぐな目で、はっきりと、そして丁寧に言った。「私のことを好きになってくれて本当にありがとう。でも、あなたが言った通り、今の私は新しい恋を始める気持ちにはなれていない。だから、ごめんなさい。待っていてほしいとも言えない」

言い終えた彼女は、瑛二がまだ何か言おうとしているのに気づき、ほんの一瞬迷ったものの、そのまま電話を切った。

電話を切ったあと、彼女はその場に立ち尽くし、携帯を持ったまま、複雑な思いを抱えていた。

しばらくして、彼女はかすかに苦笑し、踵を返して個室へと戻った。

この電話は、思いのほか長引いてしまった。

礼二は、瑛二が玲奈に電話をかけてきた理由を察した後、二人の間に何があるのか気になって仕方がなかった。

これだけ瑛二と長く電話していたのを見れば、なおさらその関係が気になってしまう。

彼女が戻ってくるのを見て、彼は声を潜めて身を寄せ、尋ねた。「田淵瑛二と何があったんだ」

玲奈はレモン水をひと口飲んで、淡々と答えた。「別に何もない」

礼二は察したように言った。「今は言いづらいんだな。なら、後で聞くよ」

「……」

翔太の方が礼二よりもさらに気を揉んでいた。

玲奈が電話のために席を外している間、彼も玲奈の帰りを待っていた。

瑛二が誰か分からなかった彼は、玲奈を待っている間に友人へ連絡を取り、情報を探った。

同じ業界内の人間同士、彼の友人は当然瑛二のことを知っており、すぐにあれこれと教えてくれた。

玲奈が個室に戻ってきた頃、ちょうど友人からの解説が終わり、すぐさまメッセージが届いた。【なんで急に田淵瑛二のことなんか聞いたの?】

玲奈と礼二が何を話しているのか聞き取れず、彼は視線を外して携帯に目を落とし、打ち返した。【たいしたことじゃない】

玲奈が個室に戻ってきた時、智昭も一度だけ彼女に視線を向けた。

だが一瞥しただけで、すぐに笑顔を作り直し、他の人との会話に戻っていった。

玲奈は智昭や翔太の様子にはあまり関心を向けず、個室に戻って礼二と二言ほど言葉を交わした後、すぐに咲村教授たちとの会話に加わった。

少しして、智昭の隣に座っていた咲村教授が、専門的な内
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Comments (8)
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お神楽
礼二が玲奈の味方の小姑か親友女子みたいで面白いwちょっとおばちゃん感がある
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らむネロ
クソ女の妄想劇場ばっかりじゃなくて、1話でもいいからクズ昭サイドの話読みたいけど後々出てくるかなぁ?
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岸本史子
クズのスマホは落ちて粉々になれば良かったのに。
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