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第470話

Author: 雲間探
青木家では。

ダイヤモンドの入札について、玲奈はオークションに行く前に、すでに青木おばあさんに相談していた。

玲奈が大金をはたいて落札した輝きを放つダイヤモンドを見て、しばらくして、青木おばあさんは口を開いた。

「確かに、静香はダイヤモンドが好きだったけど、もしダイヤモンドが本当に効果があるなら、彼女を目覚めさせるかもしれないし、もっと深い……狂気に陥れるかもしれない。だから……ダイヤモンドはまず玲奈がしっかり保管しておいて、お母さんの治療に使うのは、しばらく様子を見てからにしよう」

玲奈もその可能性に気づいていた。

祖母の考えには同意した。

ただ、レアなダイヤモンドを手に入れるにはめったにない機会で、これを逃したら次はいつになるかがわからない。それに今の彼女には確かにお金に困っていないから、すぐに使うことにならなくても、やはりダイヤモンドを落札した。

祖母の言葉を聞いて、玲奈は言った。「わかった」

彼女はこの二日間、藤田おばあさんを見舞いに病院に行っていなかった。

翌朝、玲奈は再び病院を訪れた。

かなり早く着いたが、彼女が病院に着いた時、智昭と清司はいたが、執事の姿は見えなかった。

玲奈がドアをノックして入ってくると、智昭と清司は彼女をふり返った。

玲奈は挨拶のつもりで智昭に軽く会釈すると、すぐに中に入って藤田おばあさんの様子を見た。

玲奈に完全に無視された清司は目を丸くし、思わず智昭に向かって言った。「彼女、本当に誰も眼中にないんだな」

智昭は腰を下ろし、「うん」と淡々と返事してから言った。「それで?」

「……」

しばらくして、玲奈は病室から出てきたが、すぐには立ち去らず、智昭を見て尋ねた。「おばあさんの最近の様子はどうだったの?」

智昭はお茶を一杯注いで、彼女に渡そうと近づいてきたが、玲奈は首を横に振って飲まないと示し、智昭も強要せず、コップを置いて言った。「少し良くなっている。医者によると、今のペースなら数日で目を覚ますかもしれない」

「そう、わかったわ」

そこまで言うと、玲奈はそれ以上何も言わず、踵を返そうとした。

その時、智昭が口を開いた。「茜ちゃんは練習に行った。明日には戻ってくる」

本当は茜の動向については、あまり知りたくなかった。

しかし、清司が傍らに立ち、目を彼女と智昭の間でキョロキョロさせ、興味津々な表情を浮かべていたから、彼女は口に出さなかっ
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Comments (110)
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陽子
まさか清司がこれ言うとは…。 でも智昭は、ここ最近の玲奈の活躍を見てシゴデキ女だって認識を改めたんだと思う。そんな奥さんと離婚するかねぇ? 好き好き言われてる時は嫌がってたのに、離れた途端、あれ?なんでボクの隣にいないの?てなる奴…。
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山本山
そうですよね~!優里都合悪い事は言わないし聞かれても湾曲しながらしかも青木家の人間性が悪くみえる様に伝えてると思います!長墨ソフトから訴訟された時、智昭に言い訳も「母の事を言われて我慢出来ずに…」こういう感じの湾曲。腹立つ!優里母が玲奈を侮辱した事に反撃しただけ。優里母の事は何も言ってない。優里親子にとって智昭からどの様に見えてるか?が最も大切。人格者風、天才風にみせる事に心血注いでますよね。ざまぁ系あるあるだけど。 早く特大ざまぁを!!
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松岡朋子
いつの間にか仲間が増えて嬉しい…違ってたらすみません。 ノリでやりそーとか思ったんですけど、普通に玲奈が悪い事やった、とか言ってるの見ると、これで本当に清司が犯人なら怖いっすね。自分で清司説出しておいて何ですが。
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