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第523話

Author: 雲間探
智昭の視線は、玲奈の方に少し留まってから離れた。つまり、智昭は一見真剣に人と話しているように見えるが、本当は淳一が気付いたように、彼の目は玲奈に向けられている。

玲奈と礼二が客と話し終えて立ち去る時、智昭はまだ玲奈の姿を探している。

一方の玲奈は、ずっと礼二と共に来客を丁寧にもてなし、智昭が自分に注目していることなど、全く気づいていなかった。

そこまで見て、淳一の心には怒りが込み上げてくる。

智昭が視線を戻した時、ふと淳一の視線と合い、淳一に向かって礼儀正しく、そして軽く頷いて微笑んだ。

淳一は暗い顔をして、周りの人々も彼の顔色に気づいた。「淳一、どうしたんだ?」

淳一は少し冷静になり、心の怒りを抑えて言った。「何でもない」

智昭の方にも、軽く頷いて応えた。

淳一は優里のために、何かしたいと思ってるが、そんな資格はない。

だから、たとえ優里のことは可哀想にと思っても、前に智昭と玲奈の曖昧な関係に気づいた時と同じように、今自分ができるのは黙ったままでいることだけだ。

でも、もし智昭が本当にひど過ぎることをしたら――

淳一の顔はさらに暗くなり、優里の方を見た。

優里は今、笑顔を浮かべ、智昭の気持ちに気づいていないように見える。

しかし――

そんなわけがない。

優里は淳一以上に、智昭と玲奈の一挙一動に気を配っている。

だから、智昭が玲奈に注目していることに、優里はただ気づいただけでなく、淳一よりもっと多く、もっとはっきりと見えている。

優里はグラスを握りしめ、こわばった笑顔を維持するのもやっとだ。

必死に感情を隠そうとしている時、優里のスマホは急に鳴り出した。

電話に出て間もなく、優里は顔色を変えて言った。「はい、分かりました。すぐに向かいます」

優里の言葉は、智昭の注意を引き戻した。優里が電話を切った後、智昭は「どうした?」と尋ねてきた。

「おばあさんが先ほどマンションの周りに散歩している時、誰かにぶつかって転んでしまって、今病院に運ばれているの。心配だから、見に行きたいと思うわ」

「一緒にいくよ」

智昭の言葉を聞いて、優里は一瞬動きを止め、鼻の奥が急にツンとした。

てっきり智昭はパーティーを離れたくなくて、自分と一緒に病院に行かないだろうと思っていた。

その時、智昭は続いて言った。「まずは湊社長に挨拶をしに行こう」

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Comments (144)
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山本山
吉田すずさん 妄想にお付き合い頂きありがとうございます! 内通者は誰なんでしょ?モブですよ。きっと。使い捨てです
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ソメイヨシノ
ありがとうございます なかなか楽しい
goodnovel comment avatar
n
振り返ると前半は辰也が良い仕事してたのね。 智昭が玲奈を大事にしてたら辰也は惚れたとしても何もしなかっただろうけど、クルーズ船で茜が有美ちゃんの前でママより優里おばさんが大事だと態度に出してしまったから、玲奈に辰也が有美ちゃん連れで接近しても責められない。 雨の中迎えにきた優里にコートを被せてエスコート、玲奈には運転手に傘を持たせたが断られる、からの辰也が玲奈を迎えにきてそのまま食事デートしたのを監視から伝えられた時は嫉妬で悶絶したんでないの?そのあと、優里のいない会議帰りに足を滑らせた玲奈を抱き上げて車まで運んでたから。※すべて妄想です
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