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第741話

Author: 風羽
少しも感じないなんて、嘘だ。

人の心は肉でできている。

澄佳も例外ではなかった。

ましてや、さっき手にした熱々のトッポギが、灰色に冷え切っていた胸の奥をじんわりと温めてくる。

もう以前とは違う。あの出来事を経て、しかも楓人が間に挟まっている以上、翔雅に対してあの頃のような気持ちを抱くことは難しい。だが、穏やかに向き合うことならできる。

澄佳がためらっている間に、彼女はすでに男に導かれて車へと乗せられていた。

車内は思ったとおり暖かい。

乗り込んだ途端、コートを脱ぎたくなるほどで、マフラーもほどいた。澄佳は両手でトッポギの箱を抱えたまま翔雅を見やり、「どうして急に来たの?その怪我で運転して大丈夫なの?」と問う。

翔雅は深い目差しを向けて、「心配してくれるのか」と静かに言う。

澄佳は俯いて、楊枝でトッポギを突きながら小さく口に運ぶ。答えるつもりはないのが明らかだった。翔雅は慌てず、彼女の手から箱を受け取り、食べ終えたところで一切れ刺して差し出した。

澄佳はしばらく見下ろしていたが、結局口に含んだ。

食べさせ合う——それは親密さを示す行為。

もちろん承知していたが、共
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