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第21話

Penulis: 霜晨月
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-22 23:48:03

食事の支度となると、事態はさらに悲惨なものとなった。

ある日のこと。練が突然気まぐれを起こし、豚の角煮が食べたいから作れ、と言い出した。

あいにく颯斗は部屋の掃除を終えたばかりで、ソファの上で死体のようにぐったりと伸びていた。テコでも動こうとせず、「作り方なんて知らない」と駄々をこねるように喚いた。

「そんな簡単な料理も作れないのか」

と、練は颯斗を鼻で笑った。

(毎日誰が飯を作ってやっていると思っているんだ)

颯斗はむっと顔をしかめて身を起こすと、吐き捨てるように言った。

「なら自分でやれよ」

そう言い放ち、再びソファにバタリと倒れ込んだ。

練は何も言わず、踵を返してその場を去った。

そのままソファでうとうとしかけていた颯斗は、夢うつつのところを、不意の爆発音に叩き起こされた。

慌ててキッチンへ駆け込むと、フライパンの中の正体不明な黒い塊を、深刻な面持ちで見つめる練の姿があった。

「……一体、何をしているんだ」

颯斗は努めて冷静を装い、尋ねた。

「お前が作らないから、自分で作った」

練は悪びれもせず、さも当然といった様子で答えた。

「わざとなのか?角煮をどう調理すれば、こんな物体が出来上がるんだ?」

「ネットで検索したレシピ通りに作れば、必ず成功すると思っていた」

悪びれる様子もなく堂々と言い放つ練を前に、颯斗は呆れて言葉を失った。片手を腰に当て、もう片方の手で額を押さえると、深く息を吸い、そして長く吐き出した。

「……わかったよ。お前は下がってろ。俺がやるから、それでいいだろ」

泣きたい気分を押し殺し、颯斗は呻くように言った。

結局その日、夕食にありつけたのは、夜の八時をとうに回ってからだった。問題の角煮を含め、颯斗が急遽こしらえた一汁二菜を前に、二人は食卓に着いた。

食事をしながら、颯斗はぼやいた。

「家事がこんなに重労働だって知ってたら、助手になんて死んでもならなかったのにな」

「家事が嫌なら、俺のSAになれ」

練は箸で角煮をつまむと、無造作に口へ放り込み、咀嚼した。

「またその話か」颯斗はふて腐れて白米をかき込んだ。「わざと家事を押し付けて俺をこき使い、その罠に嵌めようって魂胆なんだろ。お見通しだぞ」

「世の中にただ飯はない。SAか、家政夫か。好きな方を選べ」

「もっとこう、新人に相応しい仕事はないのか?俺は新入りなんだぞ。少しは適応期間をくれよ。普通の
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