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第22話

Auteur: 霜晨月
last update Date de publication: 2025-12-23 23:11:33

「家庭内暴力だと?誰に」

颯斗は呆気に取られた顔で訊き返した。

「パートナーの鈴木奏だ」

練がこともなげに言い放つと、颯斗は信じられないとばかりに眉をひそめる。

「まさか。あの二人、あんなに仲が良さそうだったじゃないか」

練は鼻で嗤った。

「あれが仲睦まじい姿に見えるとは。お前もとんだお人好しだな」

虚を突かれた颯斗は、怪訝な面持ちで練を見つめ返す。練は構わず言葉を続けた。

「よく考えてみろ。今は真夏だ。それなのに星野は、長袖のハイネックで肌を隠していた。まるで、その下に何か見られてはまずいものでもあるかのように」

「ただ風邪気味で、寒気がしただけかもしれないだろう?」

「それに、俺たちと食事をした時のことを思い出せ。星野が傍で咳き込んでいるにもかかわらず、鈴木は平然と煙草を吹かしていた。

挙句、星野はトイレに立つことすらままならず、何をするにも鈴木の顔色を窺っていた。あれをどう説明する?」

「言われてみれば、確かにあの二人の間にはどこか奇妙な空気があった気もするが……」

颯斗は頬杖をつき、記憶を探るように首を傾げる。

「それでも、やはり奏が人に暴力を振るうような人間だとは到底思えな
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