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第2話

Penulis: 霜晨月
last update Terakhir Diperbarui: 2025-12-03 23:03:39

颯斗は呆然とし、咄嗟に相手の言葉を呑み込めずにいるようだった。

「潜在意識……?」

颯斗はその言葉を呟くように繰り返した。

「その通りだ」

練は颯斗の前に回り込むと、取調机の縁に片腰を下ろした。

「言い換えれば、俺とお前が今いるこの場所は現実世界ではなく、誰かの精神空間ということだ」

颯斗は目を見開き、しばし呆気に取られていたが、やがて茫然と問いかけた。「誰の?」

練は人差し指を一本立てると、颯斗の額を軽く突いた。「決まっているだろう。お前の、だ」

颯斗は息を呑み、反射的に上体を逸らして距離を取った。

「なんだ、その顔は……冗談で言っているのではないぞ」

練は不機嫌そうに彼を見下ろす。

頭の芯がずきずきと痛み始めていたが、颯斗は必死に冷静さを保とうと努めた。

「あのな、俺は筋金入りの唯物論者で、無神論者なんです。霧生先生の個人的な信仰は尊重しますが、残念ながら、俺たちでは話が噛み合いそうにない。今日のところは、これでお終いにしませんか」

颯斗が席を立とうとした、その瞬間。練が足を上げ、彼の股間を踏みつけた。

「ここは、お前が来たい時に来て、帰りたい時に帰れるような場所ではない」

練の声には、有無を言わせぬ冷徹さが宿っていた。

「なんでだよ?この面接はもう辞退するって言ってるだろ」

颯斗は顔を真っ赤にした。まさか自分の大事なイチモツが、いつか男にこんな体勢で踏みつけられる日が来ようとは夢にも思わなかった。

たとえ痛みを感じずとも、羞恥心くらいはある。

それに、練の言い分が正しいなら、この監獄は自分の潜在意識ではないのか?なぜ自分の潜在意識の中でさえ、主導権を握れないというのだ?

「帰さないと言っているのではない。今のお前が弱すぎるうえに、重傷を負っているからだ。俺から一歩でも離れれば、待っているのは死、ただそれだけだ」

練がそう言い終わるや否や、突如ドカンという轟音が響き渡り、まるで砲撃を受けたかのように監獄全体が激しく揺れた。砕け散った石灰の粉塵が、天井からぱらぱらと舞い落ちてくる。

「何だっ、どうなってるんだ!?」颯斗は狼狽え、辺りを見回した。

「“奴”が来たな」

練はわずかに顎をしゃくり、瞳を鋭く細めた。

「奴?誰のことだ?」

「すぐにわかる。今は自分の身だけを案じていろ」

そう言いながら、練は自分の襟元に指をかけ、一番上のボタンを音もなく外した。それと同時に、軍靴を履いた右足が颯斗の股間を執拗に擦りつけ始めた。

颯斗は目を白黒させた。「あんた、何して……」

「治療だ」

話している間にも、練はすでに胸元までボタンを外し、人差し指で服を引っ掛けて広げた。襟が大きくはだけ、鎖骨と輪郭のはっきりした逞しい大胸筋が露わになる。

同時に、練の足も休むことはなかった。硬い靴底が薄い囚人ズボン越しに、緩急をつけて颯斗の股間の昂りを擦り上げ、強弱をつけて敏感な先端を刺激してくる。

「ち、治療!?いや、待てって、霧生先生!?ストップ、ストップだ!」

言葉が終わらぬうちに、再び天地がひっくり返るような轟音が響き渡り、今度は颯斗の鼻先にも硝煙の匂いが漂ってきた。

「止められん。もう時間がない」

練は行為を中止するどころか、むしろ刺激の頻度を早めた。

「お前、ここから出たいのか、出たくないのか?」

「出たいさ、だけど……っ」颯斗の呼吸も荒くなってきた。

「ならば、俺の言う通りにしろ!」

あちこちで爆音が鳴り響く中、練の瞳の奥には暗い炎が揺らめいていたが、その口調は疑う余地もなく断固としていた。

「ここでは、俺がルールだ!黙って俺に従え!」

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