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第5話

Author: フレイム
浩平の表情は一瞬で歪み、私を食い殺さんばかりの目で睨みつけてきた。

私は彼に目もくれず、子供部屋に駆け込んで、ぐっすり眠っている洵を抱き上げた。

そのまま玄関から出ようとした時、背後から、浩平の怒りを押し殺したような声が響いた。

「澪、よく考えてみろ。

俺がいなくなったら、どうやってこののんびりした生活を続けるつもり?」

私は足を止め、振り返った。

「浩平、あなたと一緒に過ごしている間、のんびりした生活だなんて一日も思わなかったわ。

それに、自分がどうやって上り詰めてきたかを、もう忘れたのかしら?」

私は浩平の怒りなど気にせず、毅然としてその場を去った。

私は、浩平に頼ることしかできない、役立たずなんかじゃない。

私には、自分の家も車もある。

洵を連れて、浩平の家から一番遠い家に向かった。

道中、私は車の窓を開けた。

これからはもう浩平の態度に耐える必要がないし、私に懐くことがない子の面倒も見なくていいんだ。

窓から吹き込んでくる風は、自由の香りがした。

口角が上がり、笑いがこみ上げてくるのを抑えきれなかった。

洵が眠そうに目をこすりながら、無意識に私に
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