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作者: 槇瀬陽翔
last update 公開日: 2026-06-04 19:58:09

『2-Aの織田蒼樹。大至急生徒指導室までこい』

あ~らやだ。吉田ちゃんからのラブコールだわ…。

な~んてね。判ってたことだけどさ。

俺は背伸び一つしてのんびりと生徒指導室まで向かった。

「織田はいりま~す」

そう声を掛けて扉を開けると物凄い厳しい顔をした吉田がいた。

「説明してもらおうか。この答案用紙の意味を…」

吉田はずらっと俺の白紙答案を並べ言う。

「説明ってそのまんまですけど?」

俺はとぼけてみる。本当はわざとだけどさ。

「あのなぁ。そんな嘘が通じると思うか? 今までずっとトップクラスの奴がいきなりこれはないだろ?」

さすが吉田。伊達に先生をやってるわけじゃないんだな。

「先生。冗談じゃないんだけど? 俺マジでこのとき頭真っ白状態。だから答えなんてわからなかったんです」

俺はあくまでも嘘を貫き通す。

「お前な。授業まともに受けてないお前がいつもトップになってるんだぞ? そんな嘘が通じると思うか?」

あらやだ。俺が授業まともに受けてないのも知ってるよ。さすが吉田だねぇ~。

「は~い。せんせぇ~。俺は嘘言ってませ~ん。ねぇ。先生。俺にとってテストなんてただの紙切れでしかないって知っ
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