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8月の宿題、君と過した昼間の温もり

Author: ちばぢぃ
last update Last Updated: 2025-06-14 08:00:01

2人はサッカー部の合宿が終わり、2日間の休みを取ろうとしてた。合宿での疲労を癒しつつサッカー部自体が休みで、もう少しで二学期が始まる時期を迎えていた。

夏休みの宿題がまだ終わっていない2人は、この休みを利用して一緒に片付けることにした。空は蒼人の家に泊まることになり、電話口で蒼人の母も「空くん、ゆっくりしていってね」と温かく迎えてくれた。

合宿最終日から2日後、朝早く、空は蒼人の家にやってきた。蒼人の部屋に入ると、机の上には宿題のプリントや教科書が広げられていた。

「ソ:アオ、宿題…俺、ほとんど手つけてないんだよな。…アオ、終わってる?」

「ア:…俺も。読書感想文と数学のプリントが残ってる…。一緒にやろうよ」

「ソ:うん、アオと一緒なら終わる気がする! …でも、アオの部屋、落ち着くな。なんか…アオの匂いがする」

「ア:…ソラ、変なこと言わないでよ。恥ずかしい…」

蒼人が顔を赤くすると、空が笑いながら蒼人の肩に軽く寄りかかった。

二人は机に向かい、宿題を進め始めた。

午前中は数学のプリントに集中した。蒼人が問題を解く横で、空が「アオ、この方程式、わかんない…教えてくれ」と甘えた声で言う。

「ア:…ソラ、ここ、こうやって解くんだよ。ほら、xを移項して…」

「ソ:アオ、頭いいな…俺、アオに教えてもらうの、好きだよ。…アオ、顔近いな…」

空が蒼人の顔を覗き込むと、蒼人はドキッとして手を止めた。

「ア:…ソラ、からかわないでよ。宿題、進めないと…」

「ソ:ごめん、アオ。…でも、アオがかわいいから、つい…」

二人は照れ笑いを交わし、宿題に戻った。

数学のプリントを終えた後、読書感想文に取り掛かったが、空が「俺、文章書くの苦手なんだよな…」とぼやくと、蒼人が「ソラ、俺が手伝うよ」と優しくサポートした。

「ア:ソラ
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