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第17話(48)

Author: 北川とも
last update publish date: 2026-03-02 11:00:56

ところで、佐伯家の人間は、先生の性癖を把握しているのか?」

「……性癖?」

「こうして男と寝ているってことだ」

 和彦は眉をひそめてから、ふいっと顔を背ける。

「わからない。知っていたとしても、面と向かって指摘されたことはない。――ぼくが誰と寝ようが、少なくとも父は、それを言う資格はない」

「興味をそそられる言い方だな」

 内奥から指が引き抜かれ、衣擦れの音がする。少しの間を置いてから、熱く凶暴な形が内奥の入り口に押し当てられた。

「あっ……」

 狭い場所をゆっくりと押し広げられ、太いものを呑み込まされていく。和彦は間欠的に声を上げながら上体を捩り、下肢を支配される苦しさと、うねるように押し寄せてくる熱い感覚に煩悶する。

「男と寝ているという事実を知っていたとしても、先生のこんな姿は想像もつかないだろうな。肌を上気させて、誘うように腰を揺らして、真っ赤に色づいた粘膜を捲り上げながら、男のものを懸命に受け入れている――」

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