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第24話(11)

Author: 北川とも
last update Petsa ng paglalathala: 2026-04-09 08:00:49

「……ケジメをつけるなら、ぼくだけにしてくれ。指を、落としてもいい。あんたの、気が済むように……」

 和彦の真意を探るように、手荒く後ろ髪を掴んだ賢吾が間近から目を覗き込んでくる。向けられる静かな殺気に気圧されそうになりながらも、必死に和彦は見つめ返す。数分ほど見つめ合い――というより、睨み合ってから、後ろ髪から手が離れる。次に賢吾が掴んできたのは、和彦の指だった。

「医者の指を落とすわけがないだろ。これは大事な商品だ。これから先も、物騒な男たちの面倒を見るんだ。何より、俺の背中のものを可愛がってもらわねーと」

 魅力的なバリトンを際立たせる囁きに、和彦は目を見開く。そんな和彦の頬を、賢吾は手荒く撫でてきた。馴染み深いその感触に、一瞬だけ気が緩みかける。すかさず、冷ややかな声で賢吾が告げた。

「俺は、〈オンナ〉には覚悟は求めない。求めるなら、操立てだ。いまさら、他の男と寝るなと言うわけじゃない。気持ちの問題だ。堅気の男に心を許さない、というな」

「何を、すればいいんだ&hel
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