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第6話

Author: 酸っぱいミカン
車内は瞬時に静まり返り、呼吸音さえ聞こえるほどだった。怜治が突然爆発するとは誰も予想しておらず、司令官さえも怪訝な視線を向けた。

ひそひそ話が漏れ聞こえる。

「古賀はどうしたんだ?さっきまであんなに内海紗枝を大事にしてただろ?有名なカップルじゃなかったのか?なんで今さらキレてるんだ?」

その答えを、誰よりも紗枝が知りたがっていた。

彼女は猫のことなど忘れ、怜治の腕を掴もうとした。

「怜治、どうして急に怒鳴ったりするの……」

だが、肌が触れた瞬間、怜治の怒りは頂点に達した。

パシッ、彼女の手を振り払い、怜治は立ち上がった。そして彼女を見下ろして言い放った。「内海紗枝、お前はただの兄嫁だ!自分の立場をわきまえろ!他の男を探して再婚するのは自由だが、俺に触るな!」

この発言に、野次馬を決め込んでいた乗客たちは呆然とした。

「えっ、内海紗枝は古賀の彼女じゃなかったのか?」

「じゃあなんで同棲してたんだ?しかも、彼女の荷物を守るために、無関係な人間を一人見殺しにしたんだぞ」

「あの突き落とされた子、川越竜美って言ったか?知ってるぞ!能力は大したことないけど、真面目に働いてた
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