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第119話

Author: タロイモ団子
嵐のように現れては消えていったそのトレンドは、結局、大きな注目を集めることもなく沈静化していった。

美紀はふらりと体をよろめかせる。

腐っても鯛だ。そう自分に言い聞かせるしかなかった。

たとえブリーズが真偽の定かでない騒動に巻き込まれたとしても、提携を望む企業はいくらでも現れるはずだ。どう転んでも、ノヴァよりは格上に違いない。

面目を保つための言い訳を必死に頭の中で探していた、そのときだった。

応接室のドアが、不意に開いた。

美咲は七、八人の提携ブランド担当者や投資家たちと、一人ひとり丁寧に握手を交わしていく。

「実りある提携になることを願っています」

「よろしくお願いします、島崎社長」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

美紀は完全に呆然としていた。

こんなことが、あり得るのだろうか。

その中には、なんとVERDANの責任者の姿まであった。

納得できず、美紀は駆け寄り、思わず問い詰める。

「中野さん、御社はノヴァとの提携を解消して、ブリーズと長期的なパートナーになるんじゃなかったんですか。どうしてここにいらっしゃるんですか」

和浩は、美紀の顔を見て、ノ
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