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56 彼女に寄り添うべきか?みんなを守るべきか?

Penulis: 缶小豆
last update Tanggal publikasi: 2026-08-21 20:02:00

「ま、まて!早まるな!」

ミレイユが取り出した、短剣を見てレオンハルトは慌てる。

「切りますか?」

「いや、まずはカイルと話せる状態にしてくれ。これでは、本当のことを言おうとしても言えないから……もう十分だ。ありがとう」

レオンハルトは、短剣を仕舞わせながら、微笑んで話す。

だが、その背中は汗でじっとり。心臓はバクバクいっている。

頼むからカイルに突き立てるな、その短剣は即死だ――

レオンハルトは息も絶え絶えのカイルを見据え、問いかける。

「カイル。お前は国王に逆らえないだけか? それとも、寝返る気はあるのか?」

「へ……え、言ったところで……寝返る……の……しんじ……るのか……」

「国王の駒って意味じゃ、セリオやお前のような

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    「ま、まて!早まるな!」ミレイユが取り出した、短剣を見てレオンハルトは慌てる。「切りますか?」「いや、まずはカイルと話せる状態にしてくれ。これでは、本当のことを言おうとしても言えないから……もう十分だ。ありがとう」レオンハルトは、短剣を仕舞わせながら、微笑んで話す。だが、その背中は汗でじっとり。心臓はバクバクいっている。頼むからカイルに突き立てるな、その短剣は即死だ――レオンハルトは息も絶え絶えのカイルを見据え、問いかける。「カイル。お前は国王に逆らえないだけか? それとも、寝返る気はあるのか?」「へ……え、言ったところで……寝返る……の……しんじ……るのか……」「国王の駒って意味じゃ、セリオやお前のような影も近衛も俺たちも同じだ。思い通りに動けなければ、このあと待っているのは死だけだって、お前だってわかってるんだろう?」俺たちは、ミレイユの錬金道具を使って樹海を抜け出せる。でも、職務放棄で逮捕された後、この樹海の内情を知ったことで消される未来が俺には見えていた。「…………」「ただ、王に、忠誠を誓うって言うなら、望みどおり殉死でもいい。だが、お前だって、俺たちだって、実力でこの第一騎士団に在籍するポジションを勝ち取ったはずだ」第一騎士団。それは、先日までは、武闘大会や武勲で選ばれた、身分も関係ない実力だけの国の精鋭の集まりだ。「俺たちは、こんなところで、国王に潰されていい人間じゃない」レオンハルトは、そういって、カイルのそばから離れた。「少し考える時間をやる」だが、踵を返したレオンハルトに、カイルは嘲るように笑う。「……上り詰めた結

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