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第 3 話

Auteur: 汀りんこ
「捨てたよ」

「なんで勝手に俺の物を捨てるんだよ!」

紗知はすっかり諦めたように、皮肉な笑みを浮かべた。

「なんでって?あなたが私に押し付けたんじゃない。思い出させてあげようか?

あなたが私にあの箱を押し付けて、『好きに処分していい』って言ったよ」

真言は全身の血の気が引くのを感じた。

あの時、頭に血が上っていた彼は、自分のプレゼントを投げつけられたことに激怒し、勢いでそう言い放っただけだった。

紗知なら、気を利かせて自分の代わりに保管しておいてくれると思い込んでいた。

なぜなら彼女はいつも、「私のせいで二人が喧嘩するのは嫌だ」と言っていたから。

自分が間違っていた。どうしようもないほどに。

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