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第240話

Author: 風羽
情事の後、二人は黙っていた。

夫婦ではなくなったからか、それとも長い間していなかったからか、二人は少し気まずそうだった。

九条薫は服を着ながら、静かに言った。「体がベタベタするので、シャワーを浴びたいの」

空気はさらに微妙なものになった。

藤堂沢はさっき、焦っていたためコンドームをつけなかった。男は気持ちよかっただろうが、後始末をするのは女だ......

藤堂沢は軽く咳払いをして、「外で待っている」と言い、部屋を出て行った。ベッドのシーツの交換は、明日、清掃員がしてくれるだろう。

男である彼は気にしないが、九条薫はそうはいかなかった。

彼女はシーツを交換し、汚れたシーツは袋に入れてラベルを貼り、田中秘書が洗濯に出してくれるようにした......それを済ませてから、彼女はシャワーを浴びに行った。

温かいシャワーを浴びながら、彼女はさっきの情事を思い出した。

藤堂沢はずいぶん優しくなった。誰かと比べてのことかもしれない。しかし、九条薫にとっては、もう意味のないことだった。彼らの間には、セックス以外何も残っていなかった。

シャワーを浴び終え、彼女はさっき着ていたドレスに着
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