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第919話

ผู้เขียน: 風羽
電話の向こうは沈黙していた――

一分後、佐藤潤は電話を切った。プライドの高い彼には、頭を下げる言葉など口にできなかった。

九条時也は電話をソファに放り出した。

頭が冴えてきた。

水谷苑は、驚きを隠せない様子だった。

佐藤玲司が数十億円もの横領容疑で捕まったなんて、想像もできなかった。直感的に、これは九条時也の仕業だと感じた......

顔を上げて彼を見たが、結局何も聞けなかった。

しかし、九条時也はあっさり認めた。「俺がやった。

「彼の愛人である墨にも、横領金にも、俺が関わっている......玲司の運命は、俺の一言で決まるようなものだった。それでも、潤さんは頭を下げなかった」

水谷苑は呆然としていた。

九条時也は彼女を抱き寄せた。「怖いと思ったか?」

彼女は小さく首を振った。

九条時也は彼女の頭を胸に押し当て、低い声で説明した。「潤さんの権力は根深く、簡単には揺るがない。だが、玲司は器じゃない。彼が、一番の突破口なんだ......苑、信じてくれ。俺が狙っているのは玲司ではなく、潤さんだ」

しばらくして、水谷苑は小さく「うん」と答えた。

九条時也は再び酔いが回
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