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第1238話

작가: 風羽
そう言い残すと、成田栄治は外来ロビーを後にした。

彼はまるで抜け殻のように、初めて見るほど打ちひしがれていた。それでも、成田栄治は離婚したくなかった。藤堂言との結婚を諦めたくなかった。どこかおかしい、そう感じていた。

7年間も連れ添った夫婦なのに、愛情がないはずがない。どうしてこんなことになってしまったんだろう。

成田栄治は手放したくなかった。

後ろに立っていた藤堂言の心は、複雑な思いでいっぱいだった。結婚がこんな風になってしまって、誰だって辛い......その時、宮崎依桜がそっと寄り添い、優しい声で「言おばちゃん」と呼びかけた。

藤堂言はゆっくりとしゃがみ込み、宮崎依桜を抱きしめた。

子供の柔らかいお腹に顔をうずめると、熱いものがこみ上げてくるのに、涙は出てこない。苦しくて仕方がない。何も言わず、ただ宮崎依桜を強く抱きしめた......

宮崎依桜には大人の事情は分からず、顔を上げて宮崎瑛二を見上げた。

宮崎瑛二は娘の頭に優しく手を置いた。何も言わない。藤堂言を見る彼の瞳には、愛情が溢れていた。まるで宮崎依桜を見ているようでもあり、昔のあの女子高生を見ているようでもあっ
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