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第1405話

Author: 桜夏
「なぜ新井さんのご機嫌を取る必要があるんですか?僕は新井さんに媚びる必要はありません。僕たちはただの介護士と患者の関係ですし、それに僕の雇い主は水野社長ですから」

勝は絶句した。

あまりに正論で、とっさに反論の言葉が見つからなかった。

その傍らで、大輔は口元を手で覆い、必死に笑いを堪えていた。

いいぞ、安田博、通常運転だ。

言っていることはもっともだ。なぜ蓮司に媚びる必要がある。給料を払っているのは蓮司ではないのだから。

一瞬言葉に詰まったが、勝はようやく反論の糸口を見つけた。

「媚びろと言っているわけじゃない。社長と良好な関係を築いておけば、君にもメリットがあるだろう?」

博は首を傾げた。「僕が彼のお世話をするのはこの短期間だけです。どんなメリットが必要なんですか?」

勝は説得を始めた。「君は視野が狭いな。社長がどんな人物か知っているか?彼は京田市の新井家の次期当主だぞ。その資産は十兆円を下らない。

彼と親しくなれば、介護士なんて続ける必要はないだろう?適当なポストを用意してもらうだけで、一夜にして大金持ちになれるんだぞ」

これなら十分に魅力的だろう。何しろ、こ
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