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第404話

Auteur: 桜夏
新井のお爺さんが見込もうが、隠し子が権力争いをしようが、蓮司があの会社の跡継ぎの座を保てるかどうか……

そんなことはもう、自分には関係ない。自分はただの部外者として、すべてを傍観するだけだ。

電話が終わり、場面は柚木家へ。

理恵が兄にこの件を話すと、聡は眉を上げる。

普段、自分に対してお世辞を並べ、従順な態度しか見せない女が、これほど素早く、そして正面から蓮司に立ち向かうとは。透子には、聡がこれまで見たことのない芯の強さと気骨がある。

一体いつになれば、彼女は自分にその一面を見せてくれるのだろうか。

作り笑いを浮かべる透子と向き合うのはもうごめんだ。二人の間には、まるで永遠に破れない壁があり、決して越えられない天険が横たわっているようだ。

スマホのチャット画面に目を落とす。そこに表示されているのは、相手が送ってきた丁寧な言葉ばかりで、まるでロボットのように感情がこもっていない。

結局、聡は画面を閉じる。もともと用事がなければ、相手と話す必要もないのだから。

蓮司が勾留された件は、厳重に口止めされている。大輔は誰にも真相を話さず、ただ社長は病気のため十日間会社を休むとだ
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