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第594話

Author: 桜夏
このような薬を手に入れられる人間は、間違いなく犯罪者レベルであり、素人ではない。

聡が尋ねた。「医者は何て言ってる?透子の具体的な状態は?」

理恵は答えた。「まだ救急処置室よ。入ってからもう一時間になるわ」

そして彼女は蓮司を見て、尋ねた。

「途中で先生は出てきた?何て言ってた?詳しい状況は?」

蓮司は不機嫌そうな顔をしていた。

彼は思った。ふん、特効薬を探させればいいだろう。しつこく聞きやがって。

そして感情なく言った。「まだ出てきていない」

理恵はそれを聞いて兄に伝えた後、こう続けた。

「おかしいじゃない。先生が出てきてないなら、どうして透子が使われた薬が極楽散だって分かるの?犯人はまだ捕まってないって話じゃなかった?」

理恵は顔を上げて蓮司を問いただした。

蓮司は黙っていた。

理恵は察し、大げさに白い目を向けた。

彼女は食って掛かった。「ねえ、何なのよ、あなた。こんな時にまで嘘つくなんて。私が悪者だとでも?それとも、私も透子に危害を加えたいとでも思ってるわけ?」

蓮司は冷ややかに彼女に返した。「お前にそこまで教える必要はない」

彼は思った。言えるわけ
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