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第1387話

Autor: 小春日和
冬城はその様子を見て方向を変え、真奈を佐藤泰一の腕の中に預けると、「止血しろ。死なせるなよ」と言った。

佐藤泰一が顔を上げると、冬城の今の眼差しが目に入った。彼は腕の中の真奈を見下ろし、冷静を装って「分かった」と答えた。

佐藤泰一が真奈を連れて行くのを見届けると。

ゆえは冬城を睨みつけ、こう言った。「冬城社長、まさかまだ瀬川真奈に未練があるんじゃないでしょうね?死なせたくないなんて、随分と情が深いのね」

自分を嘲笑うゆえに、冬城は冷ややかな視線を浴びせた。「君が口を挟んでいい場面じゃない。その口を閉じろ!その口が要らないなら、もぎ取ってやってもいいん」

「何を……」

ゆえは言い返そうとしたが、傍らにいた男が口を開いた。「いい加減にしろ。瀬川真奈を死なせるわけにはいかん。彼女から宝のありかを聞き出さねばならんからな」

「……はい、ボス」

ゆえは脇へ下がった。

その頃、佐藤泰一はすでに真奈を車に乗せていた。彼はすぐに救急箱を開けて止血を始めた。野外で設備も整っていないため、痛み止めを打つことしかできず、その後すぐに傷口の洗浄と縫合に取り掛かった。

真奈は朦朧とする意識の
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