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第1868話

Author: 小春日和
青山はうなずいた。

青山が出て行った後、佐藤茂はようやく下を向き、腕の中で心地よさそうに目を閉じている真奈を見た。

道中、真奈の手は落ち着きがなく、まるでタコのように佐藤茂の体にへばりついていた。

前で車を運転していた青山はこの様子を見て、思わず言った。「旦那様、私が瀬川さんの面倒を見ましょうか」

「構わない」

佐藤茂はそばのブランケットを真奈の体にかけた。

「お兄さん、ちょっと気持ち悪い」

真奈がぼんやりと目を開けると、佐藤茂がそばで優しく尋ねる声が聞こえた。「どこが気持ち悪い?」

「ちょっと吐き気がする……」

それを聞くと、佐藤茂はそっと真奈の背中をさすった。

青山はバックミラーで佐藤茂が真奈の背中をさすっているのを見て、声をかけようとした。

車の中で吐いても大したことはないが、もし旦那様の服の上で吐いたら大惨事だ。

青山が恐れていたことが現実となり、次の瞬間、真奈は佐藤茂の服の上に吐いてしまった。

青山の表情が一変し、車を止めようとしたその時、佐藤茂が淡々と言う声が聞こえた。「運転を続けろ」

「しかし、旦那様……」

佐藤茂はそっと真奈の背中をさすりな
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