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第 344 話

作者: スイカのキノコ
怒りでパンパンに膨らんでいた紗月は、たちまち空気が抜けた風船のようになった。

「ねえ、あの凛って、どうしてあなたをそんなに敵視するの?」紗月は真依の手を握り、眉をひそめて尋ねた。

真依は眉をひそめてしばらく考え込み、「先輩と少し関係があるんじゃないかしら?先輩もわざわざ身支度を整えていたし、これってデートじゃないの?」と言った。

紗月は鼻で笑い、「呆れたわ」と言った。

たしかに、もし哲也と凛がデートしているのなら、凛が真依を狙うのは、哲也が以前真依に優しくしていたことが原因に違いない。

哲也は学生時代、真依を特別に気遣っていた。大学では彼が真依を好きだという噂もあった。凛が少し調べれば、すぐに
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