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第 666 話

作者: スイカのキノコ
尚吾は真依を見た。

真依は文彦を見て、淡々と語った。「あなたたちは私が冷酷だと思うかもしれないけれど、言っておくわ。この世には、こんな親を持つ子供がたくさんいるのよ。縁を切って初めて、自分が楽になれるものよ」

彼女には古い考えなどなかった。彼女はただ一つの行動原理としていた。それは、親であろうと友人であろうと、優しくしてくれるなら、自分も優しくする。優しくしてくれないなら、情けをかけなくても文句は言わない、ということだ。

そもそも感情は相互的なものなのに、どうして片方だけが傷つき、道徳的な束縛を受けなければならないのか?

そして、人を傷つける側は、図々しいからといって、非難を受けなくていいのか
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