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第 552 話

Author: スイカのキノコ
真っ暗な部屋。

足を負傷した九条文博は、傷口がただれるのをこらえながら、ヨードチンキをかけた。

痛みに彼は気を失いそうになった。

彼はタオルをきつく噛みしめ、口から苦痛の嗚咽が漏れた。

美並は彼を抱きしめ、涙を流しながらも、怨念に満ちた声で言った。「瀬名尚吾を絶対に許さない。あなたにこんな重傷を負わせるなんて!」

文博は彼女にもたれかかり、痛みが過ぎ去ると、タオルを吐き出し、低い声で言った。あいつはもう死んだかもしれない。あの時、檻ごと吹き飛ばされ、その後車が衝突し、さらに銃弾を受けた......」

「私は彼の行方を全力で捜索している。まだ帰国していないと聞いている。帰国していない限り、恐れる
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