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第7話

مؤلف: 紗々
それは、この慌ただしい結婚式で急きょ決まった新郎——

久世玲央(くぜ れお)だった。

彼は私をしっかりと、しかも寸分の狂いもなく支えてくれた。

それでも足首には、鋭い痛みが走った。

私は思わず、小さく息をのんだ。

「っ……」

すると玲央は、私を支え起こす動きをすぐに止め、声を潜めて尋ねた。

「どこが痛い?」

私は彼に支えられながら体を起こし、無理に笑みを作った。

「大丈夫。続けましょう」

玲央は何も言わなかった。

ただ二秒ほど私を見つめ、それから静かに一言だけ告げた。

「しっかりつかまって」

その言葉の意味を理解する前に、次の瞬間には膝の裏をすくわれ、私はそのまま横抱きにされていた。

その動作に、会場から一斉に歓声とどよめきが上がる。

そんな歓声と舞い散る花びらの中、玲央は私をしっかり抱いたまま、会場の中央まで運んでくれた。

私はまだ胸の高鳴りが収まらなかったけれど、腕は彼にしっかり支えられていた。

玲央は小声で言った。

「寄りかかっていいから。本当につらかったら言って。式を少し中断しても大丈夫だよ。いちばん大事なのは体だから」

私はうなずいた。

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