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出来る子

作者: エチカ
last update publish date: 2026-06-12 20:15:38

 正面玄関から二階へ上がる階段の上から一部始終を見ていたナタリスでさえ、反論する様子はない。

 一番混乱しているのはオルタナ自身だった。

「あのっ……ヴィー様?」

「オーリィ、お前に頼んだ事を覚えているな?」

「覚えてる……けど、運命の番って……」

 運命の番だと公表してしまえばそれは婚姻を意味する。

 それはダメだ。

 公爵の血筋を残せない自分では、本物にはなれない。

「契約って言った……」

「お前が唯一の番だと言ったはずだ」

「でもっ……」

「嫌なのか?」

「ちがっ……嫌とかじゃなくて……」

 ダメなんだよ。

 こんな不完全な体で、それを望むのは烏滸がまし過ぎる。

「未発情の事なら気にするな。ウケイ殿に切り札を貰った」

「……切り札?」

「お前は約束通り、このヴィ

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  • 魔女ドーラの孫(仮)   魔女ドーラの正体

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