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第十一話

last update Tanggal publikasi: 2026-08-04 19:57:34

第十一話

────────

「先輩の手って温かいですね」

「テメェが冷てぇんだろうが馬鹿ガキが」

「先輩に怒鳴ってもらえるのもこれが最後なんですね…………寂しいな」

「んなこと言うな!! オレがテメェを死なすわけねぇだろうが、そんなに怒鳴ってほしいならいつでも怒鳴ってやる。……だからオレの前からいなくなるな」

「……せっかくなら、録音してればよかった。……最後に一ついいですか」

「最後とか絶対に言うな!」

「……一人称を僕に変えてもう一回聞かせてください」

「……また変なこと頼みやがって馬鹿ガキ…………絶対に聞き逃すなよ」

オレは彩花(あやか)の頼みに答えた。

だが、これで最後にさせるつもりははなからねぇよ!

「録音……出来……た」

彩花はどこまでいっても……彩花だった。

何が録音だよ、こんなことでいいなら僕がいつでも言ってやるよ。

「おい…………おい、返事しろよ。何死んだフリしてんだよ、おい……馬鹿ガキ!!」

僕がどれだけ起こそうとしても馬鹿ガキはまぶた一つ動かしゃしねぇ

「……あれが最期の言葉かよ。……っとに彩花(あやか)は馬鹿だよな。……僕より先に死ぬんじゃねえよ」

彩花が死ん
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