とわこは瞳と軽く言葉を交わしたあと、子遠のトーク画面を開く。「子遠、マイクが今夜はかなり飲みすぎてる。あなたはだいたいいつ頃戻るの?」子遠はすぐに返信してくる。「明日の朝に戻る。あいつは酔うとだいたいぐっすり寝るから、心配しなくていい」とわこは返す。「うん、新年おめでとう!」そのメッセージを見つめながら、子遠も新年明けましておめでとうと言いたいのに、どうしても打てない。しばらくしてから、彼はようやく返信する。「とわこ、社長と離婚するつもりなのか?こんな時期にこんな話をするのはよくないって分かってる。でも僕が知ってる君なら、自分を無理させるようなことは絶対しないと思う」とわこは短く答える。「まだ決めてない」子遠は続ける。「ちゃんとよく考えてほしい。何度も慎重に考えるべきだ。もし離婚を選ぶなら、子どもの親権はまず取れないし、それに会社のことも……」彼は脅しているわけではなく、ただ彼女を案じているだけだ。とわこは答える。「ちゃんと考える」子遠はさらに言う。「とわこ、社長とどうなっても、僕たちはずっと友達でいよう。それでいいよな」とわこはすぐに返す。「もちろん。それに、まだ離婚すると決めたわけじゃない。彼は今日謝ってきて、その子どもは認めないって言ってる。数日後にもう一度ちゃんと話すつもり」その返事に、子遠はほっと胸をなで下ろす。とわこはひどい頭痛に襲われ、スマホを置いて目を閉じ、しばらく休む。やがて奏が完全に眠り込むと、彼女は自分の腰に回されている彼の手をそっと外し、静かにベッドから降りる。頭の傷があまりにも痛い。どうしても手当てが必要だ。明日になってもこのまま痛むなら、病院に行くしかない。あの一撃はあまりにも強すぎる。彼女は救急箱を見つけ、簡単に傷を処置してから元の場所へ戻す。ふと、胸の奥がずしりと重くなる。もしかして自分は病気なのではないか。新しい病気か、それとも前回の手術がうまくいかず、合併症が出ているのかもしれない。目の調子がおかしい。普通なら、しっかり休んでいるのに急に視界が暗くなるなんてことはない。これまで目に問題なんて一度もなかった。長年勉強してきても近視にすらならなかったのに、急に不調が出るはずがない。やはり以前の手術が原因ではないかと疑ってしまう。今はまだ症状が重
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