星羅は、悔しい気持ちと戸惑いを同時に感じていた......自分はそんなにダメな人間なのだろうか?本当に、自分が悪かったのだろうか?泣き疲れた蒼空は、目を閉じ、小さな口を開けたまま、母親のおっぱいを探していた......星羅はすかさず、息子の口におしゃぶりを突っ込んだ。お腹を空かせ、眠くてたまらない蒼空は、おしゃぶりをくわえると、勢いよく吸い始めた。星羅は目をぱちくりさせ、驚きと喜びに満ちた。やった。やっとミルクを飲んでくれた。蒼空は本当に疲れて眠かったのだろう。200ミリリットルのミルクを一気に飲み干した。げっぷをして、小さな口を何度か動かした後、満足そうに眠りについた。星羅は、張り詰めていた気持ちがようやく解けた。彼女は息子にキスをしてベッドに寝かせ、寝返りを打っても落ちないように枕を端に置くと、浴室へと向かった。温かいタオルで息子の顔や小さな手を拭き、新しいオムツに交換してあげた。蒼空はぐっすり眠っていて、ふっくらとしたピンク色の頬は、さっき泣き叫んでいたやんちゃな姿とはまるで別人のようだった。星羅は息子を見ながら、胸が締め付けられるような思いで、ピンク色の頬に何度もキスをした。キスをし終えると、息子の隣に横になり、幼い顔を眺めながら目を閉じ、深く息を吐いた。様々な感情が渦巻き、気持ちが晴れない。......1階のリビングでは、誠也と綾がソファに座り、丈が星羅の母親と電話で話している様子を見ていた。「お母さん、心配しないで。蒼空はもう寝たよ。ミルクも持たせたし、大丈夫だよ......星羅は衝動的に飲ませたわけじゃない。蒼空ももうすぐ1歳だし、今卒乳した方がいいんだ。大きくなるほど大変になるから......うん、あなたの心配は分かるけど、蒼空は私たちが思ってる以上に適応力があるから。心配しないで、2日もすれば慣れるよ......とりあえず今は星羅には電話しないであげて。今日は子供の世話で疲れてるから......」電話の向こうで、星羅の母親はため息をついた。「星羅をかばわないで。私の娘だ。彼女の性格はよく分かっている」丈は眉間を押さえた。「星羅はいい母親だよ」星羅の母親は不安そうに尋ねた。「今夜は帰るの?」「帰らない。ここには部屋はたくさんあるし、子供はもう寝たから、
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