すべてが終わる頃には、月子はまるでシャワーでも浴びたかのように汗ばんでいた。髪は顔に張り付き、その姿は少し乱れていた。「隼人さん、あなたって本当に……んっ……」彼女は、隼人の強引で激しいキスをされるがままに受け入れた。息もできないほどのキスで、頭がぼーっとして、何も考えられなくなった。でも、彼の長くて力強い手が腰に添えられたのは分かった。……「本当に……しないの?」「そうだ、誕生日パーティーが終わってからにしよう」「隼人さん」月子は小声で言った。「どうしてそんなに我慢強いの?」隼人の唇が彼女の首筋に触れた。「我慢するなんて、誰が言った?」月子は訳が分からず、「じゃあ、どうするの?」と聞いた。…………キスしてるときって、もう頭の中がぐちゃぐちゃでまともなことなんて考えられない。「もう一回、謝ってよ!」気を取り戻した月子は目を細めて隼人を睨んだ。彼の野獣みたいなやり方に文句があるわけじゃない。でも、なんだか機嫌が悪くなってしまった。隼人は月子の機嫌を損ねた理由が分からなかった。でも、自分が彼女を不機嫌にさせたことだけは確かだ。彼は少し頭を下げて言った。「ごめん、俺が悪かった」隼人はうなだれて、まるで祈るかのように月子の手の甲に優しく、名残惜しそうにキスをした。「さっきはどうして、こんなふうにキスしてくれなかったの?」月子は尋ねた。隼人が顔を上げると、シャワーのお湯が彼の頭に降り注いだ。湯気に包まれていても、その凛々しい顔立は変わらないが、眼差しはとても穏やかで、まるで名家の御曹司のように真面目で禁欲な雰囲気だ。だけど残念なことに、その口から出た言葉は全然違った。「そういうキスが好きなら、今から続きをしようか?」月子は言葉に詰まった。「どうする?」月子はしばらく隼人を睨んでいたけど、結局うなずくことはなかった。彼女は手で彼の唇を塞いだ。隼人は、その手のひらにキスを落とした。彩花が勧めてくれたこのホテルは、雰囲気がとてもよかった。そして今の二人の間のその雰囲気と相まって甘い空気が漂っていたのだ。月子は甘いものが苦手なのに、この甘さには抗えなかった。まるで心の中まで甘くなっていくみたいだ。月子は隼人の唇を塞いでいた手を離して、「もっとこっちに来て」と言った。月子がバ
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