しばらくすると身体が火照りだして、動機が激しくなってくる。頭がボーとして、ふらふらと意識が朦朧としてくる。「どうしちゃったのかしら? 酔ったの?」 だが、酔うほども飲んでいない。春美は強い方ではないから、出来るだけセーブしていた。 とにかく、この現状をどうにかしないといけない。 春美はふらふらになりながらも、会場の外に出ることにする。少し休んで、頭をスッキリさせる必要があると考えた。 しかし、それが星野美優の作戦だったのだろう。会場を出てすぐに男性数人に声をかけられる。「あれ~? 彼女、加賀野春美じゃない?」「わぁ~本当だ。めっちゃ美人。もしかして、何かのパーティー? だったら、ちょっと俺らと抜け出さない?」「おいおい、こんな美人の新人モデルが俺らの遊び相手になってくれるわけがないだろう?」「えっ~そんなの、分からないじゃん。ね? ほら、今頷いた」 そう言いながら、強引に春美の腕を掴んできた。頷いてもいないし。それよりも強く握り締めてくるせいか、痛い。「離して下さい!?」 春美は必死に抵抗するが、身体に上手く力が入らない。そのせいか、ドンッと押されると抱き締められた状態になる。「お~積極的~」「ち、違います。離してってば」「もう、いいから無理やりでも、さっさと連れて行こうぜ。そう頼まれているんだし」「そうだぜ。写真も撮らないといけない」「シッ。黙っていろ。バレたらヤバいんだぞ!?」 男性数人達は、強引に連れて行こうとする。春美は意識が朦朧とする中で必死に考える。(今の話は何? まさか……) これは罠ではないかと思った。この男性達は雇われているだけで、目的は別にある。 そう考えると1番怪しいのは星野美優だ。あの女なら、やりかねない。 身体の状況からして、媚薬でも盛ったのだろう。それで、男達と密会でもさせて、写真でも撮らせる気だったのだろうか。「いや……離して……」 どうにかして、この場から逃げ出せないかと考えていたら、そこに鉢合わせたのは涼介だった。「春美!? お前ら、何をやっているんだ!?」 どうして、よりにもよって涼介なのだろうか。しかも星野美優と一緒だ。 彼は、慌てて春美の腕を引いて取り返した。しかし男達は黙っていない。「おいおい、お楽しみ中に、何を邪魔してくれるんだよ!? そもそも俺らに声をかけてきたの
Last Updated : 2025-11-07 Read more