たまらず三田村の胸元に倒れ込みそうになったところを、すかさず受け止められて再び体の位置を入れ替えられる。「あっ、あっ、あっ――ん。三田村……、三田村、もうっ……」 三田村の力強い律動が繰り返され、和彦は奔放に乱れる。内奥深くを抉るように突かれた拍子に精を迸らせ、絶頂の余韻に酔いながら、引き絞るように三田村の欲望を締め付ける。 獣のように低く唸ったあと、三田村が精を内奥深くに注ぎ込む。和彦は放埓に悦びの声を上げながら、三田村の背にすがりついた。 三田村の体が熱い。それ以上に、内奥でビクビクと震えるものが熱い。それが和彦には、たまらなく愛しい。 荒い呼吸を繰り返す三田村の顔の汗をてのひらで拭い、勇ましい虎を撫でて慰撫する。珍しいことだが、三田村が甘えるように和彦に頬ずりしてきた。** グラスに注いだ牛乳を一息に飲んだ和彦は、天井を見上げてほっと息を吐き出す。まだ体に、三田村との激しい情交の熱が留まっている。朝だというのに、酔ったように頭がふわふわとしていた。 小さなテーブルに頬杖をついた拍子に、空になったグラスがひょいっと取り上げられ、再び牛乳で満たされた。「先生なら、オレンジジュースのほうがよかったかな」 そう声をかけてきた三田村が、向かいのイスに腰掛ける。大人の男なら、こうして向かい合って座ると、足が触れるようなテーブルだ。ただ、二人がこの部屋で寛ぐことを優先して考えると、このサイズのテーブルが最適だったのだ。和彦も、不満はない。むしろ、気恥ずかしくなるぐらいの三田村との距離の近さを、楽しんでいた。「ぼくはよっぽど、オレンジジュース好きだと思われてるんだな」「先生の部屋の冷蔵庫には、常備してあると聞いている」「……もしかして、冷蔵庫に何が入っているか、全部把握してるんじゃないか」 まさか、と言って三田村は顔を綻ばせ、つられて和彦も笑ってしまう。 朝からこうして、三田村と穏やかに会話を交わしていると、自分がとても優しい人間になったような気がする。世の中に嫌なことは何もないとすら
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