内奥の感触を確認するように慎重にまさぐり、襞と粘膜を指の腹で擦られる。 両足を開かれ、中嶋が腰を割り込ませてくる。高ぶった欲望同士を擦りつけながら、二人はしっかりと両手を握り合った。 もどかしい快感に息を弾ませて、唇を吸い合い、緩やかに舌を絡める。「先生、犯していいですか?」 口づけの合間に、荒い息の下、中嶋がそう囁いてくる。和彦はすかさず囁き返した。「君が秦に犯されたあとなら……」 中嶋は目を丸くしたあと、笑った。普通の青年の顔をしながら、眼差しは〈女〉のものとなっている。秦に抱かれる自分の姿を想像して、欲情しているのかもしれない。「先生を犯すのもいいけど、先生に犯されるのも、興奮しそうですね」「……君の物言いは、やっぱり秦に似ている」「これは、秦さんの影響じゃないですよ。俺の、先生に対する欲情は、俺だけのものです」 握り合っていた手を離した和彦は、中嶋の頬を撫でる。「慌てなくていいだろ。今だって十分に、セクシャルな関係だ。それに――気持ちいい」 和彦は中嶋をベッドに押し付けると、高ぶった欲望をてのひらに包み込んで上下に扱く。濡れた先端を指の腹で擦ってやると、喉を反らしながら中嶋は洩らした。「ええ、気持ちいいです……」 和彦は、乱れた中嶋の髪を掻き上げてやってから、腕を掴まれて引っ張られるまま、ベッドに横になる。中嶋と唇を吸い合い、互いの熱くなった欲望を刺激する。 艶かしく絡み合い、肌を擦りつけ合って生まれる心地よさと快感を、二人は貪り合っていた。当然のように遠慮やためらいの気持ちはあるが、それは〈気遣い〉という言葉に置き換えられる。 男を知らない中嶋に、男の肌と欲望の感触を教えているのだ。気遣って当然で、繊細な行為の合間から、悦びを掬い上げてくれたなら、この行為に意味が生まれる。 もっとも、心配するまでもないようだが――。 和彦は片手を取られ、中嶋と向き合う格好となりながら、再び欲望をてのひらに包み込む。一方の中嶋も、和彦のものに触れてきた。 和彦
Last Updated : 2026-02-20 Read more