そう言う、ことだったのか。 コアとは何か、美丘羽根と言う人は分かりかけていた。 だけど、答えに辿り着く前に緋色のコアに肉体を奪われ、コアの中に封じられ、手足の代わりとなるコンピュータと接続されて、コアの研究を続けさせられた。『そう。恐らくはコア自身も、これから自分が何をすればいいか分からなかったでしょう。ただ、自分が人間と入れ替われる、そして人間の姿と異能を持った新人類として生まれ変われると知り、仲間を増やすべく私が設計したコアコンピュータの一部として接続した。私の頭脳が使えると思ったのね。コアと人間の総交代を早めるために』 飲み込む唾すら出なかった。 口の中がカラカラに乾いている。 新人類との交代とか、難しいことは正直分からない。 だけど、コアが人間と入れ替わろうとしていることは分かった。 本当は、人類の誰も気づかないくらいにゆっくり入れ替わっていくはずだったコアは、「緋色」と言うコアによって加速した。 美丘羽根と言う天才を餌に。 そして。「さっき、あちこち、滅茶苦茶って、言いましたよね」 僕は震える声で言った。「上で……何か起きているんですか」『私と緋色は寄生関係で繋がっている。主従が入れ替わったとしてもね。だから分かる。緋色は今、学園中の人間をコア結晶に変えた』 ひゅっ。 変な息が漏れた。「学園中の……人間を……? なんで……」『貴方が残してきた友達が、緋色が黙ってろと言った事……学園長がコア監視員を創り出す創造主で、それに敵対する創造主がコア監視員の目を反らすコア生物を創って派遣したことを、学園中にバラしたのよ』「その程度……その程度のことで……?」 この地下研究施設の存在に比べれば、些細なことで、しかも真実
Last Updated : 2025-11-30 Read more