昨日のあれは何だったんだ。朝、校門の前で委員会活動中。私はそんなことを思いながらいつものように…いや、いつも以上に生徒たちに目を光らせていた。何故、いつも以上にそうしているのか。それは今日から2週間の文化祭準備期間に入るからだ。我が校の文化祭は規模が大きく、準備期間からかなり盛り上がる。その為浮ついてしまい、つい校則を破る生徒が急増するのだ。そこを正すのが、風紀委員の仕事だった。そして文化祭準備期間から文化祭まで、風紀委員にはもう一つ別の仕事があった。そのもう一つの仕事とは、採点だ。文化祭期間中、私たち風紀委員はどこにも属さない中立の立場となり、生徒たちの行動などに合わせて、採点を行う。例えば、校則を守らない生徒がいた場合は、その生徒が所属するクラスから違反ごとにマイナス一点、人助けをした場合は、同じくそのクラスにプラス一点。ーーーと、前もって決められたルールに則り、私たちが得点をつけていくのだ。その点数は文化祭終了まで持ち越され、最優秀賞を決める際にも当然、響くものとなっていた。我が校の文化祭では、舞台部門、出し物部門、部活部門の三部門で優劣を決める。その優劣の決め方が文化祭中に行われる人気投票だ。人気投票による得点+風紀委員の採点による得点。この二つを生徒会が最終的に集計し、結果が決まる。もし生活態度が悪く、校則違反をしまくる生徒が多く所属するクラスや部活なら、例え人気投票で支持を得たとしても、風紀委員による採点により、最優秀賞にはなれない…というシステムだ。その逆ももちろんある。ちなみにこの三部門の最優秀賞のクラス、または、部活の生徒には、学食が3月末までただと言う特典があり、皆その特典欲しさに気合いが入っていた。それからこの秋、文化祭前に決まった大きなことがもう一つある。それは各委員の新たな委員長だ。委員長は基本的にその時、その委員会に所属していた生徒から決められる。投票や現委員長による抜擢、話し合いなど、各委員によって、決め方は自由で、私は去年、当時現委員長だった三年生の先輩に抜擢され、風紀委員会委員長となった。委員は基本、各クラスから男女1名ずつ、一年務める。当然、一年の秋から風紀委員長だった私は、2年になった時も変わらず、風紀委員に立候補した。まあ、委員長という立場ではなくとも、風紀委員には立候補して
آخر تحديث : 2026-01-02 اقرأ المزيد