OVERKILL(オーバーキル)~世界が変わろうと巻き込まれ体質は変わらない~의 모든 챕터: 챕터 71 - 챕터 80

90 챕터

第四章 70  共に闘う理由・矜持の果てに

 襲い来る悪魔の大軍勢にエリックとユズリハが死を覚悟した瞬間だった。「エクスプロージオ・カノン!!!」「スターライト・ブレス!!!」 二人の目の前を凄まじい威力の閃光が走った。眩しさで瞑ってしまった目を開けると、つい先刻前に高嗤いをしていた二匹の悪魔もその大量の配下共も跡形もなく消滅しており、抉れた地面が残されただけだった。「…これは…?!」「師匠達…、遅えよ……」 力なくその場に仰向けに倒れる二人。ルクスとサーシャが間一髪で救ってくれたことで、安心感から一気に脱力してしまったのだ。「うるせえぞ。なーにあんな雑魚共にやられそうになってんだー?」「遅くなってしまったわ。でも簡単に命を投げ出そうとしたのは減点ね」「アリアから貰って来た。ほら、これでも飲め、ここからが本番だからな」 ユグドラシル・ドロップを受け取るエリックにユズリハ。一気に飲み干すと、失った体力に魔力が全快し、疲労までも一瞬で消え去った。「うおっ、すげえ! 何だこのポーションは?!」「完全回復した上に…、師匠達が斃した悪魔共の経験値でレベルまで上がったわ」「さあ二人共、これからが私達の大切な役割…。よく聞きなさい」 ・ ・ ・「そんな…、メキアでそんなことが起きているなんて……。しかも世界中にそんな…」「カーズ達は堕天神相手にメキアを奪還しに行ったってのか……。それに特異点とは……あいつはやっぱすげえな…」 サーシャとルクスの話を聞いた二人は、今世界で起きている危機、異変を知った。「いいか、カーズは俺達にメキア奪還まで、ここで魔界の門の封鎖と魔王を可能なら捕獲するという役割を託したんだ。お前達にも頼むと伝えてくれとな。だってのに、早速死にかけてんじゃねーよ」「「すいません……」」 ルクスに痛いところを突かれ、シュンとなる二人。「でもルクス、この魔王領の瘴気結界の様なものは通常の人族の力を半減させてしまう。この二人のレベルはそれなりでも限界があるわ、それにこの夜の闇も…」「…そうだな、仕方ねえ。カーズの大事な仲間を失わせる訳にはいかねえしな。……アレをやるぞ、サーシャ」「ええ…、この二人もカーズにアヤという特異点に導かれた、強き魂の持ち主。きっと耐えられるでしょうからね…」 そう言う
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第四章 71  メキア奪還戦

「イヴァ、聖女勇者の様子は?」 十字架から助け出した少女の容態を見ているイヴァに問いかける。「うーん、かなり生命力を吸われてたみたいなのさー。あの触手付きのスライムは…えーと…ドレイン・スライムとかいう魔界の生物? だった様な気がするのさー。神格からエネルギーを吸われて衰弱してるみたいなのさー。意識も戻らないのさー」 鑑定してみたが、衰弱に昏睡状態。そしてやはり名前はジャンヌか…。レベルは125…いや、神格があったとしてもこれは低過ぎるだろ?! これで魔王討伐なんて何年かかるんだ? 先に世界が滅びるだろ!? ユグドラシル・ドロップを飲ませようにも意識がないし…、人工呼吸的に口移しで飲ませるとかはアヤのヘイトを荒稼ぎする様なもんだしな。「じゃあ魔法で回復させるか。このレベルならヒーラで体力は充分だし…。イヴァは魔法は使えないのか?」「ボクは初級程度しか使えないのさー」 首を振り振りしてお手上げの様に手を上げる。「そうか、まあ剣聖だし、あれだけ剣技に特化してたら仕方ないよな。じゃあ俺がやろう」 仰向けに倒れている彼女に手をかざす。 カッ!!!「ヒーラ! キュアルガ! そしてこれは念の為だ。キャンセレーション・極!」 パアアアアーーーー!!! 状態異常も体力も完全に回復させた。勇者がゆっくりと目を開ける。透き通る様に綺麗な碧眼だな。「はっ?! 私は? 確かあの偽物にやられて、うっ…!」「はいはい、落ち着け。君が聖女勇者のジャンヌでいいんだな?」 声をかけると、此方と目が合った。「ああっ!! アリア様! 漸く見つけました!」 いきなり抱き着かれる。俺の見た目がアリアと似てるから間違えたのかな?「ちょっと人違いなんで放してもらえるかなあ?」「いいえ! この神格は間違いなくアストラリア様! どうして何の連絡もくれなかったんですか!?」 まだ混乱してるなあ…。取り敢えず話ができないので、ぐいっとしがみ付いた腕を引き離す。「俺はアリアの神格を引き継いだ人間。名前はカーズ、Sランク冒険者だよ。神格者の君なら、特異点と言った方が理解しやすいだろうか? 容姿が似ているのはアリアの神格の影響だ。それに俺は男だしな」 じぃーーーーっと此方を見ながら、ペタペタと全身を
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第四章 73  燃える里・思わぬ刺客

 カーズ達がメキアに乗り込む直前、ディードとバサトは一足先にクラーチ王国に転移で送って貰っていた。 既に事情を聞いていた国王フィリップから、王国騎士団長のクレアを含む約十数名の手練れの騎士達、その中にはギグスとヘラルドの姿もあった、と馬を借りて王国の北東にある自由都市ライデンとの国境近くのエルフの里を目指した。 馬で数時間の距離だが、時間が惜しい。騎士団の馬と自分達にアクセラレーションを重ね掛けし、ディードは縮地で更に加速しながら全速力で走り、バサトと約一時間足らずで里の近くまで到着したのだが……。「そんな……、あの偽物の法律が発表されたばかりだというのに……」「くそっ…、ナギトとフィリップの嫌な予想が当たりやがったってのか……」 遠くからも赤い光が見えてはいたが、手前の小高い丘まで来て、それが確信に変わった。 エルフの隠れ里が、森が、燃えている……。 全焼とはいかないが、広大な森の三分の一は火の手が上がっている。そして炎に追われて里から抜け出した人々が、30人以上はいる野盗の様な連中に次々と捕えられては隷属の首輪を填められ、連行されて行く。そんな絶望的な光景が目の前にあった。「おのれ……、よくもわたくしの故郷を…!!!」 どうなろうが、里を抜けた自分には最早関係ないと思っていた。双子の姉と違い妹の自分は忌子と言われ、差別されて育って来た。大嫌いな里だった。ユズリハと双子の妹のユウナギの仲睦まじい関係を心底羨ましく思った。クラーチで冒険者となっても、今迄の積もり積もった感情の鬱憤は完全には晴れなかった。そしてそんな愚かな部分につけ込まれた。 だがカーズと出会い、彼の仲間達や家族と過ごす内に、本当の家族の温もりを知ってしまった。彼に会えて、里を抜けて良かったと……。 それなのに…、この光景を見たときに自分が感じた感情は『怒り』だった。優しい人達も、心を寄せてくれた友人も少ないながらもいた。姉と扱いは違っても、妙な名前を付けられても、育ててくれたのは紛れもなく両親だった。「いいか、もし里が襲撃されたら、友人や家族が被害に遭ったら…、後悔はないのか? 理不尽に嫌な目に遭って来たんだ、悩むし複雑な気持ちなのはわかる。でもな…、失ったら終わりなんだ…」 カーズは5,000年という永い時間、何度も大切な人、アヤを失い続けてきたと聞いた。そ
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第四章 74  聖剣技爆発・目覚めよ新たな神格

「ディード、親父、大丈夫か?!」 倒れている二人の下へ駆け寄り、声を掛けるが返事がない。俯せに倒れている親父は気を失っているだけだが、仰向けに倒れたディードは胸に大穴が空いている……。彼女の手に触れるとまだ体温がある。あのクソ女にやられたばかりなのだろう。だがこのレベルで負けるとは、あいつはそんなに強いってのか? 親父の状態を鑑定する、麻痺、毒、瀕死…。この毒とは何だ? 親父は兎も角ディードのアリアお手製装備の耐性を破る程の毒…。ちっ、面倒だ! クソ親父を再召喚する。メキアでの経験値が上乗せされるはずだ。「召喚解除、さあもう一度来やがれ! クソ親父!!」 一度解除して消えた親父を再召喚。ステータスも上昇している。バッドステータスも消えたな。便利なもんだ。「おいこら、クソ親父。何があった? アンタをディードを守る為につけたってのに。何一緒にやられてんだ?」「悪い…、相手は精霊だ…霊力を扱えるかそれ以上の神気がなければ対抗できねえ。しかも大量の水分を体内に撃ち込まれて水分毒って症状にされちまった。お前も一度真夏の暑い日になったことがあるだろうが? あれの更に酷い感じだ。嬢ちゃんはその状態で無理して立ち向かってやられちまったんだ。俺は動けなかったのにな…」「なるほど…あの水毒って奴か…。ある意味自然現象に近い…、ただの過剰な水分摂取だからな。だからアリアの装備の耐性やらが機能しなかったのか…。だがもう精霊や神相手の手段は考えてある。父さん、自分の体をよく見てみろ」「んん? なっ…このオーラは?! これはお前の神気が供給されているのか? そうか、ナギトが神気を放った状態で召喚し直した影響か…。相変わらずお前は型破りなことを考えやがるな…」 これはアーシェスの魔神器の二柱に、持ち主のアーシェスから神気が提供されていたというところに注目して、神気を強烈に込めて召喚魔法を発動したからだ。魂で繋がっているなら、それに神格に宿るヨルムやルティにもこれが出来る可能性は高い。ぶっつけ本番だが、上手くいったようだな。「さすがに神衣は無理だが、今なら霊力も視認できるはずだ、イヴァを相手に向かわせたが、今のあいつがどれだけのことが出来るのかわからん。援護に向かってくれ。…俺はディードを何とかする…」「……ああ、任せた。この里の連中も腹立つしよ…、このまま死なせるなんて目覚
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第四章 75  咲き誇れ神気よ!

 イヴァが文字通り遊んでやってたみたいだが、いい感じに時間を稼いでくれた。クソ親父はもう用はないか。見入ってないで闘えよなー。ディードの邪魔になるし、魔力でこっちに引っ張っておこう。「強制転移」 ブゥンッ! 親父が目の前に転移して来る。「あれ? あ、テメー、ナギト! 俺の出番がねーだろ!」「うるさいぞー落ち武者。ハゲ魔法喰らわされたくなかったら黙って見てろ。イヴァの闘いに見惚れやがって」「ニャハハ、後は生まれ変わったディードに任せるのさー」「まあ仕方ねえか、嬢ちゃんのリベンジを見届けるぜ」 イヴァは俺の膝の上に座って楽しそうにしている。髪色も黒に戻った。面白い現象だなあ、さっき使ってたスキルは後で教えて貰おう。今はディードの闘いに注目だな。「フッ、わざわざ蘇生してまで、また死にに来たか。愚かなエルフよ」「さっきまでイヴァに手も足も出なかったみたいですが、これでもまだ大口が叩けますかね?」 ピシィッ!!! ビキビキビキキキキ…!!! 水流に纏われているアガリアレプトに向けて凍結魔法を指先から放つ! 足元から水流が次々に凍りついていく。「くっ、離れろ、エレーロギャップ!」 間一髪で合体状態から分離したが、その水部分である水竜の形のエレーロギャップは一瞬にして凍りついて氷柱と化した。「先ずは一体、アストラリア流連接剣スキル」 ギャリィィィン! ザザザザザキィン!!! ガシャアアアアンッ!!「サーペント・キャプチュアー!」 巨大な蛇に巻き付く様に変化したLRWが凍り付いたエレーロギャップを粉々にした。しかし、アストラリア流は連接剣のスキルまであるのか…、アリアの器用さはとんでもないな……。じっくりと見させて貰おう。それと俺の影響なのか、やたらとみんな凍結魔法使うなあ。「おのれ、よくもエレーロギャップを! ならば我が体を覆え、タリヒマーレ!」 ゴオオオオオゥ!!! 再び炎を身に纏い、装備が赤く変化する。「またそれか…、ネタが割れているというのに芸がない」「黙れ! 先程と同じ技で葬ってやろう! 喰らえ! デッドエンド・フレイムトルネード!!!」 炎のランスから竜巻の様な突きが放たれて来る!「アストラリア流細剣スキル」 カッ!!! ビ
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第四章 76  集結、魔王領

「よし、完了だ。新生バルムンクにフラガラッハ。グングニルに魔導銃。これなら神気を全力で放っても、この武器達は壊れることはない。元々俺の魔力から創られた概念武装。鉱石等を素材に創ったものとは根本的に違う。ニルヴァーナと同調させることで、内に込められた俺の魔力の底上げをしたし、本来専用の武器として創造してある。神気の波長が違う二人でも今迄通りに使えるはずだ」 俺が今やったのは、ディードのライトローズ・ウイングを神器レベルにまで高めたときと同じ作業。それをエリックとユズリハの創造武器にも行った。まあそれでもファーヌスの創った神器にはさすがに及ばないけど。「マジかよ…スゲエな」「これならいつ神衣を纏えるようになっても安心ね!」 転移でエリユズのところへと移動した俺達は、此方の現状を知った。イヴァの紹介も兼ねての簡単な情報交換だが、エリユズがルクスとサーシャから神格譲渡を受けたと聞いたので、先程の作業を行ったということだ。まだこの二人は神衣を纏うことはできないらしいが、こればかりは自分で身につけるしかないだろうな。 血の盟約と違い、通常の神格譲渡は死ぬほど苦しかったらしい。使徒化の儀式は此方から一方的に授けるだけだが、譲渡はその神格を受け入れるだけの心の強さなどを試される。まあ、生きていてくれて良かったよ。「しかし、ここは結構暑いんだな」「そうね、クラーチの南とはいえ、ここはもっと東にあるのよ。二つの大陸を結ぶ世界の中心の海の辺りは一番暑いわね。アリアさんの装備で快適だけど、ここなんて荒地や砂漠だから、遮るものがない分かなり気候は厳しいわね」 ユズリハが言うように、ここは赤く爛れた大地が続いている。緯度と経度が逆なら、ここは赤道近くということなのだろう。熱帯雨林はないけどね。 前以てアリアがイヴァと親父にも状態異常耐性がついたリングを渡していたのは、この環境が体力の消耗に繋がらない為なのだろう。やるな…アリアめ。「そうか…。で、二人の修行は進んでるのか? ルクスとサーシャはいないみたいだが」 レベル的には俺達の経験値も上乗せされている。神格譲渡で流派もスキルも増えてるし、能力値もかなり上昇している。「まだまだだな。ちょっと前も師匠達が来なかったら危ないところだったしな」「体力も魔力も限界だったときに魔人の大軍に襲われたのよ。序列三
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第四章 77  蠅騎士団と蠅の王の必衰

 俺達の前に立ちはだかる蠅騎士団と月闘士の総勢40人。 蠅騎士団は騎士らしく巨大なカイトシールドに剣や槍を装備している。そして纏っている鎧はくすんだ灰色。銀蠅かよ…。背には4対の昆虫の羽、飛び回られたら厄介な上に盾が邪魔だな。 月闘士はティミスと似た月光の金色と、昏い闇色が混ざり合った様な鎧。武器は弓と剣が主体か。この人数に弓を撃たれたるとなると、かなりやりにくいな…。 いや、考え方を変えないといけないな。竜王の兄妹は二人、ダカルーのばーちゃん一人に撃退はできても拘束までするのは難しいだろう。しかも勇者ジャンヌのことがある。彼女の力は必須な上に、このままでは彼女が先にやられる可能性もある。俺と同等以上で勇者の力を発現させられるのは……「アリア、お前もダカルーの跡を追ってくれ。俺の創造魔法は記憶を読めば、お前の方が強い威力で撃てる。勇者の意識を目覚めさせるのにもお前の力が必要だ。あの子がやられたらさすがにマズイ。それに戦力的にはお前が行けば速攻で片が付く」「カーズ、しかし…バルゼ相手に一人で大丈夫なのですか?! ここで私まで抜けると戦況は余計に酷くなります。先ずは奴らを斃すことが優先です!」 また感情的になってるな、取り敢えず落ち着けよな。「何とかしてみせるよ。それにアリアなら転移であっという間だろ? 片が付いたらすぐに戻って来てくれ。それくらいできるだろ、姉さん?」「……わかりましたよ、ここは貴方の判断に任せます。此方もすぐに終わらせてきますから!」 フッ!!! アリアが転移で飛んだ。これで向こうは大丈夫だろう。寧ろこっちより早く終わる。さあひと暴れするとしようか。「ニルヴァーナ、二刀フォーム」 輝きと共に二刀に変化するニルヴァーナ。速攻でこの数だけ多い奴らを蹴散らす!「オラァ!!!」 ガギギィン!! 蠅騎士団を潰そうとした俺の眼前にバルゼが猛スピードで倶不戴天を叩きつけて来た。なるほど、アリアがいなくなった今、此方の戦力で要注意は俺だけだと思ったんだろう。敵ながら天晴れな分析だな。だが、俺を身動きできなくさせたら勝てると思っているなら……、まだまだ頭が足りてないな。「アストラリア流細剣スキル! |インフィニティ・スラス
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第四章 78  勇者覚醒・刮目せよ聖剣の力を!

 俺の体に星の欠片の様な結晶が燦々と降り注ぐ。これはアリアがアーシェスを屠ったときと同じ現象。奴の神格を奪い取ったのと同じ現象だ。だが俺には神々、アリアから託された巨大な神格がある。PTの力の底上げの為にも、これは避難していた三人に受け取って貰うとしよう。掌の上で輝く粉々になった神格を持ってアヤ達三人に近づき、それを譲渡する様に三人の頭上に捧げる。3等分だが、その欠片がアヤ、アガシャにディードの体に光の粒子になって吸い込まれていった。三人の力が急激に上昇していくのを感じる。「父上、よろしいのですか? 私達がこの神格を受け取っても…?」「ええ、心の奥底で神格が大きくなって力が増していくのを感じます…。しかし、あの蠅はカーズ様が単独で撃破したというのに…」 まあ、普通はそういう反応になるよな。「いや、俺には多くの神々から託された巨大な神格がある。それにそれを完全に御し切れてもいない。過ぎた力は身を滅ぼすことに繋がる。それよりもPTメンバーの力の底上げの方が大切だ。これから先、あんなのを単独で倒さないといけない状況が来る可能性もあるんだ。それに三人の御陰で更に強く自身の神格を認識できた。そのお礼とでも思ってくれ」「ふふっ、そういう欲がないところは変わらないね。じゃあ私はありがたく貰っておくね。それでもまだ差は大きいけど」「さすがにアヤは俺の性分をよく知ってるなあ。まあそういうことだ。俺だけが力を増しても意味がない。PTのみんなが力をつけないと、これから先もっと危険なことが起こることがあるかも知れないしな。ファーレにナギストリアは何処かに姿を消している。また相まみえる可能性もある」 ルクスとサーシャの方を見る。未だに激しい闘いを繰り広げているが、ティミスは半分傀儡の様な状態だ。それに2対1、明らかに二人の方が押している。悪いが少しだけ横槍を入れさせてもらうか。ティミスの見せられている幻覚、そして操られて意識や肉体に命令を出している脳内の部分に標的化する。こいつは既に裏切者、コウモリな上にアガシャの、過去の俺達の子孫を実験台にしてくれたクズだ。全力で喰らわせてやるぜ! 聖属性と炎の爆発するイメージを神気も一緒に込めてこいつの脳内に全力でぶちかます! どうなろうが知ったこっちゃないしな。「さあいくぜ! 俺達を愚弄し、アガシャを弄んだ報い
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第四章 79  恒例の大宴会・更なる飛躍へ

 メキア奪還、魔王領の激闘から数日が経っていた。堕天神二体を斃し、魔王の討伐(殺してはない)にメキア・魔王城での死闘とある意味世界の危機を未然に救ったことにはなった。そういうことで約束通りクラーチ王国で祝宴が催されることになっている。今は俺達の休養も兼ねてリチェスターの屋敷でお気楽生活。怒涛の展開過ぎたから、頭が追い付いてないんだよなあ。 どうも他国の王族やらお偉いさん方も俺達の噂を聞いて、各国の王城へと設置された魔導具の転移門からやって来るらしい。また変なことに巻き込まれないといいけどなあ。ぶっちゃけ特異点の特性として、最早諦めてるけどね。しかしそんな便利なものがあるなら最初から使わせて貰いたいものだが、両国の同意がないと機能しない、使用できない仕様らしい。まあそりゃそうだ。各国に侵入した賊みたいな奴らが自由に使えたら世界は大混乱だしな。まあこういうのはアリアが上手い事関与してるんだろうが、この転移門システム、一瞬で大陸を超えて転移できるらしい。地球のコンコルドよりも速い。オーバーテクノロジーとは何ぞや? と考えるのも面倒くさくなってくる。それに便利なことに変わりはないし、気にしないでおこう。 今回も大変だったし、祝宴の準備迄の間は各々自由行動して英気を養っているところ。俺はアヤと一緒にリチェスター北部の港で魚釣りをお気楽にやっている。海は綺麗で澄んでいるし、地球で釣れるアジやらサバやらタイが釣れるし、得体の知らない巨大魚も釣れる。前世では良くガキの頃から親父と母さんとピクニックがてらに行ったし、懐かしさとともにリラックスもできて良い感じだ。超成長の御陰か、いつの間にか覚えた釣りスキルも勝手に上がっていく。釣りは技量だけで魚との駆け引きを楽しみたいんだけどな。何でもスキル化されるのはちょっと微妙だと思う。 次代の竜王の兄妹も助けられたことで特異点の数も2つ減少。勇者の意志に覚醒出来ないジャンヌは特異点ではないということで、トータルで3つの特異点がなくなった。世界への影響も少なくなるだろう。 ダカルーのば-ちゃんは竜王の里の復興があるため、PTを抜けた。「世話になったのう、後はこの二人をビシバシ鍛えてやってくれ。これで儂はお役御免じゃ。里に来るときは歓迎するぞい」 と、アジーンとチェトレをここに残して帰郷した。鍛錬のときに体術勝負で負けてるし、次に再会
last update최신 업데이트 : 2026-02-21
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第五章 80  新たなるステージへ

 さてさて、クラーチでの祝賀会も終わった。俺達は翌日、各国に設置してある転移門を使って、アレキサンドリア連合王国の南西から東北に伸びる三つの国、スクラ・グラード・エレシスと言う国家の中心都市、首都グラードへと移動した。うーん、便利だ。しかも結構デカいから大人数で一気に移動できる。 これはアレだな、ドラクエで言うところの旅の扉とか泉とかそういうやつだ。どういう原理なのかさっぱりわからん。でも絶対に神・アリアが干渉してる代物だろうな……。空間魔法の応用とかで創ったんだろう。俺達の拠点の中立都市にはないらしい。ある程度人口が多い大国にしかないんだとさ。まあリチェスターにあったら残念王やら義兄姉がしょっちゅう来るだろうしな……。俺らには転移魔法もあるし、別に問題はなくていい。その内設置されそうな気がするけどね。俺らがいるからさ……。  しかし結構大所帯になって来たもんだ。サーシャとルクスが戻ってきたら、エリユズはまた修行に駆り出されるだろうけど。今回は何と言うか、久しぶりに人として昇格試験や興行試合に参加するんだが、もう俺達のPTのレベルは人類のそれじゃない。興行試合で相手がSランクとはいえ、思いっきり手加減しないと簡単に殺してしまう。あっさり勝っても、世界中が注目するイベントらしいから盛り上げないといけないのかなあとか考えると、面倒臭くて頭が痛い。だからと言って神の流派を使うなんて以ての外だしな。相手が粉々になる。 祝宴のときのガノンみたいなのがエリユズと当たると、スプラッタになりそうで怖い。まあ他のSランクの人達はまともそうだったし、適度に盛り上げて武器破壊か峰打ちが無難だろうな。でも他のSランクの戦術を見てみたいのもある。今後の参考になる点があるかもだしね。 転移門を抜けて、アレキサンドリア連合王国、首都グラードの王城内に出る。クラーチ王国とはまた違って荘厳かつ豪華な造りだ。大会に試験は3日後。他国の王族も見に来るらしいし、後でギルドにも顔を出しておくか。期間中はこの王城に寝泊まりしていいらしいから、クラーチのお城で生活してたときみたいなもんだな。 適当に充てがって貰った豪華な個人部屋でベッドにゴロリ。このまま惰眠を貪りたいが、俺の部屋には間違いなくみんなが溜まり場の様に集まって来るんだよなあ。 ドンドンドン!!! ほらね……もう来たよ。気配からして
last update최신 업데이트 : 2026-02-22
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