ステファンとの関係は大丈夫なのか。その質問を聞いたロミーナは、目を大きく見開いた。「……気にして下さってたんですネ」「もちろん。色々なことがありましたし」そう言いながら、私はあの年末年始に起こった冬の出来事を思い出していた。ずっと両親から虐待を受けていたロミーナは、彼らの悪事の証拠を手に入れて、それを元にこれ以上自分に関わるなと脅した。ステファンとの婚約も両親の策略の上だったことで、ロミーナが反抗すればステファンとの婚約を解消させてろくでもない相手に嫁がせると脅されていたらしい。この一件により両親はロミーナを脅すことができなくなり、ロミーナは自由を手に入れた。その直後に、ステファンがメロディと出会ってしまい二人の仲が急速に縮まる様子を見て、ロミーナは何を思っただろう。ゲームではステファンルートに進んだ際の悪役令嬢がロミーナだ。私はステファンルートを攻略していないのでよく知らないが、ロミーナを悪役令嬢にはしたくなかった。今思えば、ステファンをメロディに奪われまいと必死にロミーナが抵抗するのも、両親の件があったからだろう。それが無くなった今、ロミーナの心境はどう変化しているのか。私には予想できない。「今はイザベラと一緒にメロディ嬢を教育していますが、その際のやりとりでステファン様がメロディ嬢に肩入れしている様子も見ていれば分かります。婚約者としては、面白くないかと思って」「まア、それはそうですネ。良い気はしませン。ステファン様と仲直りしたかったのですガ、ここまで関係がこじれているとそうもいきませんシ」そう言ってステファンとの関係を語るロミーナはどこか寂しそうだ。色々思い悩んでいたことが想像できる。「最低限、婚約者としての関係は保ってくれていますガ、それだケ。話をしようとしてモ、ろくに反応ももらえズ……避けられているのでしょうネ。両親がしてきたことト、それを見て見ぬふりをしていた私でス。今更としか思われていないのは分かってはいる
최신 업데이트 : 2026-03-27 더 보기