僕はこう見えても村のリーダーだ。 まだ十六……いや、日付変わって十七歳か。 若くて経験不足だと思われてるんだろうけど前世では半世紀近く生きていたわけだし、会社でそれなりの地位についていた。 いわゆるプロジェクトリーダーを任されて十人以上の部下を率いていたことだってある。 そんな経験豊富な僕が、歴史オタクの知識を総動員して戦術を練った対野盗戦だぞ。 初陣だからって遅れをとると思っているのか? …………。 なんて一人で興奮していたらあらかた戦闘が終わってた。 あらぁ?「何人か生き残ってますが、どうします?」「え?」 慌てて辺りを見回すと、確かに重症だったりで虫の息なやつや戦意喪失で無抵抗に縛られてる男たちが全部で四人。 頭目はイラードたちが倒したらしい。 手引き役の男は……ああ、南無南無……。「こちら側の被害状況は?」「ジャスほか数名が切り傷を受けていますが、重傷者はいません」 ほっ、それは良かった。「チャールズとガブリエルを呼んで傷の手当てをしてもらってくれ。彼らも……」 と、野盗の生き残りを指差す。「同様に」「本気ですか!?」 と、抗議の色を出して訊いてきたのはザイーダ。 うむ、いつも通りの冷徹な反応だな。「本気だよ」 情報は乱世の生存戦略に最も必要なものだからね。 聞きたいことはいっぱいあるんだ。 口を割ってもらうにはこっちにいい印象を持ってもらわなきゃならないんだよ。 心を開いてもらうのも大事なことだよ? 拷問で口を割らせる手もあるけど後味悪いし、その後の使い道も考えられるからね、フフフフフ……。 相手は頭目を失った野盗なんだし、根性なさそうな下っ端っぽいから、こっちの方が有効でしょう。「何人助かりそうかな?」 彼らに聞こえないようにオギンに耳打ちすると、「一人でしょうね」 との
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