大きな背中に村の概略図を描くと、オギンにどんな風に移動していたのかを書いてもらう。 図にするとオギンにも彼の行動が判ったようだ。 そう、彼は正面門から倉庫や蔵の間を何通りものルートで行ったり来たりしていたのだ。 こりゃもうなにをしているのか一目瞭然だ。「これは……」「うん、盗賊の下見だね」「盗賊ですか!?」 ガーブラが戦闘モードになる。 いやいやいや、落ち着いて?「ガーブラ、殺気を収めて」 オギンにたしなめられて深呼吸を繰り返すガーブラがなんかかわいい。 三十過ぎのおっさんだけどね……。 確かに僕でも感じられたほどの強い気配だったからな。 あれが殺気というやつか……覚えとかなきゃ。「話を伺ってもいいですか?」 うーん……割と単細胞のお人好しキャラだからあんまり情報を提供すると顔に出たりして困るんだけどなぁ……。 とはいえ、ここで事情を説明しないのも信頼関係上悪手だし簡単にかいつまんで話すことにする。「そんなことになっていたんですか」 いたんですよ。「で、どうするんですか?」「泳がせるよ?」「泳ぐ?」 あ、この比喩はこの世界では伝わらないのかな?「いつ襲ってくるか判らない相手をビクビクしながら待つより、来ると判っていた方がいいと思わないかい?」「そりゃあ、いつ来るか判ればそれに越したことはないんですけどね」「判るものなんですか?」「判るよ」 僕の答えはよっぽど二人にとって驚きのものだったようだ。 まるで天啓を授かった預言者を見る目だよ、それ。 まだ種明かしをする気は無いけど、ある意味僕は未来人だからね。 三国志演義の諸葛亮孔明もびっくりの予言ができるんだ。 で、僕はこの能力を使って悪どくこの村をまとめようって寸法さ。 僕は単に元々
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