「そりゃすげぇな」 と、ジャスは普通に驚いてくれたわけだが、相変わらずジャリが「なんでお前がそんなこと知ってるんだよ」 とか突っ込んでくる。 「いやぁじつは前世が……」などと言っても詮なきことなので適当にはぐらかしつつルダーを見る。「白炭は無理だぞ」 仕方ないよね。「まずは黒炭だけでいい」 と、答えとく。「まずは……か。まぁ、いずれ試してみるけど今は炭にさえなりゃいいんだな?」「よろしく」 二人の間では意思の疎通ができている。 ジャリとジャスにはちょっと不満かもしれないけど、余計な説明はしないでおきたいから目をつむる。 向こうもとりあえずしばらくは不満に目をつむってるだろう。「窯はどこに作ればいいんだ?」「用水路周りが粘土質の土なんでその辺で……あぁ、水車小屋のそばに僕の小屋が建ってるからその近くにしようか?」「判った」「で、明後日以降も採集と伐採で五日間過ごそうと思う」「どうして?」 クレタの質問だ。「木材は早急に家を作る必要があるから。山菜は今時期しか取れないからだよ」 ここらあたりはヘレンも心得ているようでその心の声が表情に漏れている。「みんなには大変だろうけど夜も仕事をしてもらいたいんだよね」「どんな?」「カルホはできるかどうか知らないけど、縄をなったり袋や籠を編んだりして欲しいのだよ」「縄ならできるよ」「そりゃあいい」「俺は苦手だ。うまくできないぞ」 胸を張って言えるこっちゃないぞ、ジャリ。「じゃあ、私たちは明日は午前中に道具の材料になる植物の採集。午後は山菜採りということにしましょうね」「ヘレンさんありがとうございます」「いえ、大きな籠を作ればなんども往復しなくて済みますから」 と、今日使った郵便カバンみたいな入れ物を少し持ち上げてみせる。 今日
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