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天使か悪魔か

Penulis: 結城慎二
last update Tanggal publikasi: 2026-06-13 18:00:27

 詳しく説明を求めると、ルンカーで家を作れるのは法律で決められた一定額の税を納めた者だけということになっているらしい。

 まじか……。

 いや、そんなもん無視だ無視。

 そもそも、ここはすでに棄てられた廃村だから王国の法律なんて知るか。

 戦国時代に突入した世界で自衛の手段を手放すなんて自殺行為だ。

「ま・オレも畑仕事よりモノ作ってる方がいいからそれで行こう」

 いいんかい。

 いや、こっちもありがたいんだけど。

「どれだけ作ればいいんだ?」

「とりあえず十日間で作れるだけ」

「つまり十日間は畑仕事とルンカー作りで過ごすってことだな?」

「そういうこと。じゃ、始めようか」

「鋤鍬は揃ってるのか?」

「うーん……あるっちゃある」

 ちゃんと使えるかどうかは疑わしいけどね。

「使ってみなきゃ使えるかどうか判らないもんなのかい?」

「ええ、まぁ……」

「まぁ、ないよりマシ

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  • 僕だってチートがあれば苦労なんてしていない    泣ぬれるは枝の上

    「逃げたのはガキ一匹か」 と、僕の真下で傷だらけのごつい男が言っている。  こいつが盗賊団の頭目と見た。「へい、多分」「多分だと!?」「へ、へ……」 あたふたした下っ端が頭目にぶん殴られ、仰向けにぶっ倒れる。  気絶してろ!  盛大に気絶してろよ、でなきゃここにいることがバレる。  僕の祈りは天に通じたのか、そいつは白目をむいて動かない。「このさらに奥に行ったかもしれませんぜ」「ならいい」 頭目は、一言吐き捨てて踵

  • 僕だってチートがあれば苦労なんてしていない    晩秋の枝の上で八方塞がり

     さて、ここからは前世の記憶をフル活用だ。  襲ってきたのは、十数人の盗賊団。村には女子供を含めて三十人ちょっと。ここは本当に農村の一集落だった。  ん? この世界は前世知識的にどれくらいの文明水準なんだ?  くそっ、ど田舎の未成年じゃ参照知識がなさすぎる。  異世界転生ものならそれなりの環境に生まれ直させろっての。  ──って言っても仕方ないわけで、そもそもテンプレの神様にあった記憶がない。  現世の記憶を手繰り寄せてもなろう系のお作法である知ってるゲーム世界的な場所でもなさそうだ。  あ、もっとも僕、

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